混雑避けて少々マイナーな金山へ・・
ブナ林のズべズべの急登に始まり、アップダウンが連続する尾根道をヒーヒー言いながらこなした後には、素晴らしいお花畑が広がる稜線が待っていました。
出発時は晴れていたのですが、時間が経つにつれて雲が広がってきてしまい、残念ながら金山頂上からの展望は楽しめませんでした。
やはり夏は早く登るに越したことはない・・・
〈当日の軌跡↓〉
駐車場
金山登山口の林道そばに5台ほどの駐車スペースあり。
その下にも5台ほどのスペースがあり、計10台ほど駐車可能。
この日は朝4時の時点で先客1台。
下山時は4台ほど停まってました。
トイレなし。
まだ暗いけど、早い時間に登りたいのでヘッデン歩行でスタート。
本当は夏は7時までには頂上に立っていたいのですが、この時間では無理だろうな。
雲が上がってこないのを祈りつつ出発です。
いきなりズべズべの急登が続いてビックリ。
出だしの標高差300mほどですが、息つく間を与えない急登が続き、ふくらはぎが悲鳴をあげます。
1時間ほど登ったところで、水場に到着。
飲むには少し不安な水量ですが、顔を洗うくらいは出来るかな。
いきなりの急登でビックリした体を休めるのにちょうどいい場所にあります。
ブナタテ尾根の名の通り、みごとなブナ林が広がっています。
道は細かなアップダウンを繰り返しながらじわじわと高度を上げていきます。
最初の300mは一気に登ってきたのに、水場からはなかなか高度が上がらずもどかしい・・・
樹林越しに時々現れる展望を楽しみつつ・・・
相変わらずのズべズべ道、ロープ場もあるので慎重に・・・
スタートから3時間半、ようやく稜線に到着。
ここから天狗原山、金山にかけてはお花畑が展開し、このコースのハイライトに突入♪
残念ながらチングルマは終わってました。
可愛らしい群落があちこちに点在しており、もし咲いていたらキレイだったろうな・・
ハクサンフウロウに囲まれて鎮座するお地蔵さん。
お花畑の向こうには北アルプス・・・
あ~~~やっぱり雲が上がってきてしまった~。
まあ、真っ白で視界ゼロというわけでもないので、これでもいいほうか・・・
天狗原山は展望イマイチ。
西は見えず、東は笹薮越しに妙高方面を見る感じ。
広場もないので、やはり金山まで行かないとダメだなこりゃ。
金山までは一旦ガクッと下ってから登り返し。
緑の稜線が気持ちいいですが、道は急で崩れやすく、下ってる時は景色を見る余裕がない。
ニッコウキスゲがまだ咲いててビックリ。
7月のイメージがあったけど、この時期だったっけ?
70mほどで最低鞍部に達し、金山まで登り返す道中が素晴らしいお花畑。
特に「神の田圃」と呼ばれてるあたりが凄かった。
この日は雲が上がってきてしまい山岳展望はイマイチだったんだけど、太陽だけは雲間から顔を出していたので、陽光に輝く花々が映えて映えて・・・
天狗原山から金山までは40分ほどなので、時間に余裕があれば是非、金山まで足を伸ばすことをお勧めします(帰りもキッチリ40分かかりますが・・)。
ああ・・焼山が今にも雲に飲み込まれそう・・・
さらに右には、本来なら火打山から妙高にかけてのパノラマが展開するはずなんですが、残念ながら真っ白。
とりあえず焼山だけでも見れて良かった。
金山の頂上は天狗原山よりは広く、展望も良さそうでした。
頂上に着いた時点でもう9時、主要山岳には雲がまとわりついてしまい、何も見えなかったのが残念・・
それでも結構疲れてたので、20分ほど休んでから下山しました。
延々と続くズべズべの急斜面で、スリップしないように注意しつつの下山はかなり神経を使いました。
中盤はアップダウンの連続でこちらも体力を削られ、最後の300mは怒涛の急下り、階段なんてものは皆無で、こういった里山的な道は久しぶりで疲れたなあ・・・
北アルプスの有名所ばかり登っててはいけません。
登り4時間40分に下り3時間半、なかなかにヘビーなお花見になりました。
それにしても妙高から焼山にかけてのパノラマを見れなかったのが残念でなりません。
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