テント泊で行く西穂独標(2701m) 2020年11月14日(土)~11月15日(日)

山登り

土日とも穏やかな晴天だった今週末、北アルプス西穂高岳の途中にある『独標』というピークに登ってきました。

『独標』の標高は2701m。
穂高連峰が間近に迫り、遠くは白山、富士山まで遠望できました。

最近里山ばかり登ってて景色は楽しんでいたのですが、やはり北アルプスの迫力ある山岳景観は格別です。
夏山シーズンのトリを飾るにふさわしい最高の景色を堪能してきました。

西穂高へはロープウェーが新穂高温泉から出ており、終点の西穂高口(2156m)まで労せずして上がることが出来ます(往復3100円)。
しかし今回は上高地へのバスが今シーズン最後ということもあり、上高地側から入山しました。

上高地からだと歩き始めが標高1500mですから、ロープウェー利用よりも650mも余分に登ることになります。
しかし我々にとっては上高地行きのバスが出る沢渡は家から車で40分、準地元といっていい近さ。
加えてロープウェーより値段が安い(往復2300円)とあっては、こちらからのアプローチが順当というものです。

とはいえ行動時間が長くなるので日帰りはキツイ。
山小屋はありますが、冬山装備のテストも兼ねてテント泊でいってきました。

当日の模様を動画にしてみました。よろしければご覧ください♪

くまこ
くまこ

くまこ大活躍だよ~

【ぬいぐるみと行く】西穂独標 ド迫力の西穂高岳!シーズン最後の上高地から初冬の穂高連峰にテント泊で。

今回のルート 上高地から西穂独標往復(テント泊)

西穂独標
2020年11月14日(土)~11月15日(日)
1日目
上高地帝国ホテル(7:36)~西穂高岳登山口(7:53)~焼岳・上高地分岐(11:15)~西穂山荘(11:31-12:29)~丸山(12:45)~西穂独標(13:45-14:20)~西穂山荘(15:15)
2日目
西穂山荘(7:55)~焼岳・上高地分岐(8:12)~西穂高岳登山口(10:12)~河童橋(10:41)~上高地バスターミナル(10:50)
独標までの標高差 約1200m
山荘まで4時間(往路)
山荘から登山口まで2時間20分(復路)

【テント場】
西穂山荘(30張)夏は要予約、10月10日以降は不要とのこと
料金1人1,000円(税込)
水 自販機で購入(500㏄300円)

バスを「帝国ホテル前」で下車。
終点の上高地まで行くと行きすぎなので注意です。
西穂山荘まではひたすら急登を登ります。
西穂山荘でテント設営後、独標を往復しています。
2日目は山荘の上で朝の景色を楽しんだのち、下山。
観光気分で河童橋をまわってバスターミナルへ。

西穂山荘までは急登ですが、整備が完璧なので快適に高度を稼げます。
雪はスパッツなしでも問題ないレベル、地面の凍結が少し気になる程度でした。

山門のような登山口から入山

この時期のバスの始発は6時。
しかし今日はテント泊なので余裕こいて7時のバスをチョイス。
始発じゃないからか、バス待ちの行列も少なめです。
バスも1台のみの運行、乗車率は8割といったところでした。

7時40分、憧れの帝国ホテルの前を通って出発です。
朝の冷え込みはさほど感じず、風もないので穏やかな雰囲気。

梓川の畔のトイレ。

冬季用のトイレになってました。(男女共用和式のみ)
もう明日には閉山だからなあ。
クマの目撃情報もあってなにやら不穏な空気も・・・

田代橋で梓川を渡って・・

山門のような登山口から入山です。
「これから登るぞ」って気合が入りますね(笑)

西穂山荘までは急登、だけど道の整備は完璧!

最初は針葉樹の森の中を緩やかに登っていきます。

15分ほどすると急登のスタート。
とはいえ道の整備は完璧、階段も適度に配置されている感じで、サクサク高度を稼げます。

さすが北アルプスのメジャーどころは里山とは違います。

山荘までは森の中を歩くので、あまり展望はありません。
それでも場所によっては霞沢岳や乗鞍岳、焼岳を望めるところもあります。

標高1950m付近が痩せ尾根状で少し注意が必要でした。
足元をしっかり確認して通過すれば問題ないとは思います。

痩せ尾根から少し登ると宝水という水場、山門から2時間弱登ってきました。
ちょうど山荘までの道のりの半分といったところ。
肝心の水の出はというと・・・

う~ん写真じゃ分からないくらいチョロチョロとしか出ていませんでした。
沢の水なので、ちょっとお腹が弱い人は気をつけた方がいいかも。
いずれにせよここの水場は期待しないで、水は必要量背負った方が無難ですね。

水場の上くらいから雪が出始めます。
雪をふみしめるサクサクした感触を楽しみながら登ります。

稜線の手前で木道地帯があらわれました。
もうすぐ稜線、はやる気持ちを抑えつつ、木道は凍結しているので注意して進みます。

山門から3時間半で稜線到着。
稜線といってもまだ森林限界を超えていないので眺望はありません。
とはいえ山荘まではもうすぐ。
最後のひと踏ん張りです。

山荘に向けて少し登ると背後に乗鞍と焼岳。
登れば登るほどいい景色になるのは分かっていても、つい立ち止まって見ほれてしまいます。

山門から3時間40分、ようやく西穂山荘到着です。
結構な急登でしたが道が良かったので、さほどの苦労もなくサクサク登ってきました。

さ~て、気になるテン場の込み具合は・・・

なんと先客1張りのみ。
お昼時に着いてこの空き具合は嬉しい誤算。
夏山シーズンではこうはいかんでしょう。

ガラガラのテン場に気を良くしたのも束の間、この時期特有の問題、「地面がグチョグチョ」です。
夜の冷え込みで凍結した地面が、昼間の気温で溶けてグチャグチャになるアレです。
小学校のグランドがよくこうなって泥んこサッカーしたなあ・・なんて思い出しつつ、やっとこさ隅のほうにマシなスペースを見つけテントを張ります。

くまこも今日のお宿に満足かな?帝国ホテルじゃなくてゴメンよ(笑)

さて、この時点でまだ12時15分。
もう少し時間がかかると思ったけど、意外に早くついてしまった。
いつもならテン場でビールでも飲みながらマッタリするところ・・
でも地面がグチャグチャで不快なので、この際今日の内に独標に登ってしまうことに方針変更。
あまり遅くなると登山道が再凍結して厄介なので、14時で引き返すことにして急遽出発です。

独標は絶景のピーク。穂高が間近に迫り、遠く白山まで望めます。

12時20分、独標に向けて出発。
コースタイムでは1時間半なので、夕方までには帰れるはず。
山荘から少し上がると、まずは乗鞍岳が顔見せ。
このあと高度があがるにつれ、絶景が広がっていきます。

山荘からはこれまでと打って変わり、岩々した道。
大岩もありますが安定しているので特に問題ないです。

まずは丸山(2452m)登頂。
山荘から20分、ここでも充分な展望が楽しめます。
ちなみに正面は笠が岳。
今日1番目を惹いた山がこの山です。

東には霞沢岳と遠くに八ヶ岳。

そして穂高は独標の影で全貌をあらわさないのが憎いところ。
穂高見たけりゃ独標までおいでってか。

当然、穂高を間近に見るべく先を進みます。
独標は手前の広いピーク。
丸山からだとエラク遠く見えますが、登ってみるとそんなでもなかったです。

とりたてて危険な所もない登山道ですが、独標手前の少し下るところが凍結しててオッカナビックリ。

独標への最後の登りは岩場チック。
手がかりは豊富で傾斜も緩いので気をつければ問題なし。
青空のもと、快適に登り上げて・・・

西穂独標(2701m)に到着です。
山荘から1時間20分、ほぼコースタイム通り。
相変わらず正面の笠ヶ岳がよく見えています。
高度が上がった分、丸山で見たときより迫力を感じます。

独標はそれほど広くなく、10人もいれば満杯といった感じ。
今日は時間も遅いためか貸し切りでした(ラッキー)。
風も無く穏やかで、いつまでも居られそう。

適当な岩に腰かけて、早速コーヒータイム♪


誰もいない頂上で飲むコーヒーは格別です。
そして飲みながら見れる絶景ときたら・・

丸山では見れなかった穂高。
左が奥穂で右が前穂。
間近で見る穂高は迫力たっぷり。
いつまで見てても飽きることない光景です。

笠ヶ岳から左に目を転じれば遠くに白山。

南は遠景に乗鞍岳、手前に焼岳。

遠くは八ヶ岳(左)、南アルプス(右)まで遠望できます。

こんな絶景独り占めの頂上でしたが、遅くなると道が再凍結するのであまり長居も出来ません。

結局頂上で30分程すごしてから下山しました。

心配した登山道の再凍結もなく、下山は1時間ほどで完了。
テン場には新たに2張り、まだまだ余裕ありすぎの状況でした。

この日は最後まで天気が良く、山荘からは白山方面の夕焼けがよく見えました。

下山はあっという間。上高地も楽しみました。

2日目の朝はゆっくりで良かったのですが、いつもの習慣で6時半には起きてしまう悲しい展開。
せっかくなので少し上がって、朝の絶景を拝みに行きます。

山荘から少し登った登山道脇に、ひょっこりと雷鳥がいました。
もう冬毛に変わって真っ白です。
まさに『早起きは3文の得』。

山荘から1段上がっただけで展望が開けます。
朝日を浴びた西穂が目の前にド~ン、その横に前穂が顔を出しています。

乗鞍と焼岳もくっきり。

この展望地、山荘から近い割に見える景色は1級品、冬だったらロープウェーで上がってこの景色を見るだけでもかなりいいかも。


朝の絶景をたっぷり楽しんだのち、テントを撤収して下山です。
起床が早かったので、まだ8時前。
今日は上高地に降りるだけなので、ノンビリ気分。

とはいえ朝の冷え込みで登山道は凍結。
慎重に歩を進めます。
今回はアイゼンも一応持ってきてたのですが、終始使うことなく済みました。
どちらかというとしっかりと雪や氷が着いてて、アイゼン着けないと歩けないという時のほうがかえって安全な気がします。
この時期のような着けるか着けないか微妙・・・という時期は判断が難しいので気をつけたいですね。


山荘付近の凍結した箇所を慎重に通過したあとは整備完璧な登山道をサクサク下山。
2時間強で登山口の山門まで降りてきました。
時間はまだ10時10分。
せっかくなのでちょっと遠回りになりますが河童橋を周って帰ります。

それにしても流石は上高地。
すでに紅葉は終わっているのに結構な人出。
それでも夏に比べればかなり少ないんだと思います。

河童橋からの穂高。
定番の景色ですがやっぱりいいなあ。
下山したさきでこんな景色が見れるのは上高地ならではですね。

夏山シーズン最後の上高地からの西穂独標。
2日間とも最高の天気、最高の展望に恵まれ今季1番の「会心の登山」になりました。
スキーシーズンがもうそこまで迫っていますが、冬にもロープウェー利用で再訪したい、そんな気分になるいいお山でした。








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