前日は予定していた西穂高岳が降雪のため福地山に転進。
槍穂の展望はお預けでしたが、見頃の紅葉をたっぷり楽しみました。
せっかく安房トンネルを超えているので(松本からだと往復1260円!)、翌日は富山の山でも・・といきたいところでしたが日本海側は天気怪しめ。
「安房から戻ったほうが良さそう」ということで、トンボ返り。
どうも南のほうが天気良さそうということでその日のうちに南下。
「南にいくなら富士山見たい」と、以前ゴンドラから登っている入笠山に、今回はゴンドラ使わないで行ってきました。
計画ではゴンドラ組の前に登頂して頂上でマッタリのつもりでしたが、富士見パノラマの商魂たくまし、早朝5:30!の雲海ゴンドラで撃沈です。
それでも久々の快晴の空のもと、楽しいハイキングになりました。
当日の模様を動画にしてみました。興味あるかたはどうぞ♪
今回のルート 沢入登山口から往復
【入笠山】
2020年10月25日(日)
沢入登山口(6:43)~入笠湿原(7:40)~山彦荘(7:45)~マナスル山荘(7:55)~入笠山(8:22ー9:30)~マナスル山荘(9:50)~沢入登山口(10:30)
標高差500m
頂上まで1時間40分(往路)
頂上から駐車場まで1時間00分(復路)
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沢入登山口から標高差500mを往復。
道は明瞭で整備も行き届いています。
1時間ほどで入笠湿原、ここからゴンドラ組と合流。
マナスル山荘から山頂までは結構な急登でした。
山頂へは岩場コースと岩場回避コースがあり、登りは岩場コース、帰りに岩場回避コースをとって周回気味に歩いてきました。
駐車場情報 沢入登山口
富士見パノラマリゾートに行く途中に「入笠山登山口」の看板があるので、それに従います。
道はすれ違い充分なくらいの幅はあります。
駐車可能台数は20台くらいか。
この日は6:30の時点では6台。
帰ってきたら満車でした(10:30)。
6:30 10:30
また、この先も時間帯によっては車で行けるようでした。
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朝8時前と夕方以降ならマナスル山荘までは行けるようです。
ただ上のほうで駐車場がどうなっているか分かりません。
いろいろと面倒なので沢入から歩くのが無難だと思います。
トイレ
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立派なトイレがあります。
雰囲気的に24時間使用可。
水洗でしたが洋式だったかは忘れてしまった・・
ゴンドラは雲海営業で5:30スタートってマジかっ?
ゴンドラを出し抜くべく早出、となると松本からでは朝4時頃には出たい。
早起き苦手な我々(特に妻)は、前の晩に富士見パノラマの駐車場で車中泊。
これなら6時までは寝てられる・・・
と思いきや4時くらいからバタンバタンと車のドアを開け閉めする音が。
う~ん何事かと思いつつ、特に気にも留めずムニャムニャしてたら、明らかにカチャカチャと何やら準備している物音がそこかしこで。
明らかに何か始まる気配・・・そっと外を窺がうと、悶絶級の光景が!
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え~、ナニコレ!すっごい人。まだ6時前だよ。
急いで富士見のHPをチェックすると、見落としてました、雲海ゴンドラ!
週末は5時半から運行するとのこと。
う~む富士見パノラマの商魂恐るべし・・・5時半からお仕事かよ・・・
大体ゴンドラってのは8時頃から動き出して、上に着いたときは太陽はすでに中点に鎮座、山はぼやけ始めってのが相場でしょ。
それが嫌だから我々のような快楽主義者はわざわざ朝早くからエッチラオッチラ出発するのですよ。
それがこんなに早く動き出されてはゴンドラを出し抜くのはもはや不可能ってもんです。
我々の常識の遥か向こうをいくゴンドラの早出。
いっそ「素直にゴンドラ使うか」って考えも頭をよぎりますが、往復1700円の値段に頭を冷やされ当初の予定通り沢入からの無料コースに移動です。
沢入から入笠湿原まで
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ということで沢入の登山口です。
あ~こちらは平和。駐車台数6台(笑)。
紅葉シーズンにしては妙に少ないですね。
6時半、この時間帯はみんなゴンドラなのかな。
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この先はマイカー時間帯規制中。
「入ってくれるな感満載」の看板。
まだ行ける時間帯だけど素直に歩きましょう。
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登山道の取りつきは駐車場の目の前。
6時43分、いざ入笠山へ。
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良く整備された遊歩道からスタート。
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しばらくは唐松の樹々の間を登っていきます。
明るくて紅葉も眺めながらの最高のスタート。
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駐車場から130mほど登り上げると登山道ふうの道に変わります。
同時に湿原に向けて緩く登っていくように。
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入笠山スキー場、昔は山頂付近がスキー場だったんですね。
リフトとか掛かってたのかな。
確かに雪が降ればいい斜面だろうけど、このところの暖冬じゃねえ。
3年くらい前に入笠湿原の斜面は滑ったけど、階段ゴリっとした経験が蘇る・・
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電線が横を走るようになると湿原近し。
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法華道・・。こちらを行くと湿原を通らずに先に進めます。
多少近道ですが、今日は天気もいいので湿原に寄っていきます。
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入笠湿原の入口、鹿よけの柵を抜けて・・
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入笠湿原に入りました。
ここまでは1時間といったところ。
ここからはゴンドラ組も合流するので賑やかになります。
木道についた霜が凍ってますので、慎重に歩を進めます。
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湿原は1面草紅葉といった風情。
白樺の木もほぼ葉を落として冬を待つのみといった佇まいです。
湿原からマナスル山荘まで
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湿原からは山彦荘へ向かいます。
鹿よけの柵を再度くぐって
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山彦荘の前に出ます。
ここは広くなっていて、ベンチもあるので休憩に最適。
自販機もあるので暑かったり寒かったりしたら重宝しそう。
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こんな立派なトイレも(もちろん水洗洋式)。
いや~至れり尽くせり♪
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次の目的地、マナスル山荘までは遊歩道と車道どちらでも行けます。
まあ10分ほどですのでどちらでも大差ないです。
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山彦荘からこんなに近くていいの?ってくらいの距離でマナスル山荘到着。
結構車停まってますね。
ちなみにここにも立派なトイレがありました。
頂上への本格的な登り ここは登山チック
マナスル山荘から頂上への最後の登りです。
標高差160m。あと30分てところですか。
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最初は緩やかな道から入ります。
辺りはすっかり初冬の雰囲気、葉を落とした樹々の合間から日が射して、明るく眩しいなかを登ります。
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今シーズン初の霜柱です。
もう冬がそこまで来ているのを感じます。
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登るに連れて展望も開けてきて。
すっかり冬枯れといった山の向こうに八ヶ岳が遠望できます。
このフェンスの向こうは夏は植物園になっていて今でも入れます。
こちらから登ってくる人も大勢いました。
植物園の道もマナスル山荘からの道に合流し、頂上へ向かいます。
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途中の分岐。
岩場コースと岩場回避コース。
ここは登りを岩場コースで、下りに岩場回避コースをとります。
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岩場コースはその名の通り岩々した道。
それでも手をつくような所は無く、1段1段が高いという程度。
でも霜が凍りついているのでスリップには注意でした。
下山に使うなら慎重になりそうです。
入笠山の頂上は360度の大展望でした
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そんな凍てついた道も長くは続かず、明るく開けた空に向かって最後のひと登りで
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入笠山登頂です。
沢入からスタートして1時間40分。
お手軽ハイキングですが360度の展望ゲットです。
そんな頂上の展望は・・
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まずはちょっと逆光気味だけど富士山です。
長野に来てからは数えるくらいしか見ていなかった富士山、ちょっと遠いけどやっぱりいいなあ。
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富士山から右に目を転ずれば南アルプスの山々。
とりわけ先週見たばかりの甲斐駒がカッコイイ。
山梨方面はこの富士山と南アルプスってのがいいなあ。
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そしてうちにとっては不遇の山、中央アルプスも一望のもとに。
この方面はとりわけ疎いんだよなあ。
ソコソコ近いしこれから足しげく通いますか・・来年の課題です。
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更に右に転じて北アルプス方面は雲がかかってました。
まあここからは遠いですし見えても迫力は感じられないでしょうが、ちょっと残念。
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なんといってもここは八ヶ岳ですよね。
広大な裾野の上に鎮座する山塊。
迫力満点です。
ゴンドラで気軽に来れるとあって、山頂は次から次に人が登ってきます。
でも山頂部自体は広く、座る所は結構あります。
自分らも邪魔にならないところに陣取ってティータイムと洒落こみます。
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ここでも先日購入したジェットボイルが大活躍♪
結構な風の中、それを物ともせずにお湯を沸かしてくれました。
天気が良かったのもありますが、寒風吹きすさぶなか1時間も山頂で過ごせたのはコイツのおかげ。
「山頂カフェするために山に行く」、そんな楽しみもアリかも。
山頂では1時間過ごして下山です
昨日は天候待ちで頂上で粘ったけど、今日は快晴の頂上から去りがたく、1時間以上も過ごしてしまいました。つくづく幸せなことです。
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ホントいつまでも居られるような絶景の頂上でしたが、流石に晩秋(初冬?)の稜線の風は冷たく、体が冷え切ってしまいました。
名残惜しいですが下山です。
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帰りは岩場回避コースをとります。
こちらは成程、岩々した感じはないですが、まだ路面が凍結している箇所もあるのでスリップに注意しつつ下ります。
登ってくる人もかなりの数なので、譲りあいつつ下って、
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マナスル山荘に戻ってきました。
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山荘からは容易な道。
色鮮やかな紅葉を鑑賞しつつ進みます。
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帰りは湿原を通らずに法華道と呼ばれるショートカットルートを行きます。
とはいえ距離は短いのでどちらを使っても大差ないです。
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下山時の駐車場。
驚いたことに満車です。
朝はガラガラだったのに・・・流石に紅葉の時期は油断できませんね。
今回ゴンドラ無しで入笠山に登ってみましたが全然アリですね。
そもそも沢入登山口で1450mまで上がってきているので、普通に登り始めの高度としては高いですしね。
浮いたゴンドラ代1700円でなんか美味しいものでも食べましょう♪
![くまこ](https://tabikuma.com/wp-content/uploads/2020/09/kumako.jpg)
とか言ってカツヤでランチしてたでしょ
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