【知られざる穂高連峰の展望台】福地山 (紅葉は良かったけど、穂高は拝めず)  2020年10月24日(土)

山登り

そろそろ寒くなってきて、高い山では積雪の便りもチラホラ。

この週末から西穂山荘のテント場が予約いらずになったので、今シーズン最後の北アルプスとして「テント背負ってノンビリ西穂高」を予定していました。

しかし朝のライブカメラを見ると、どうやら昨晩降雪があったようです。

この時期の薄っすら積もった雪はイヤラシイので、西穂は諦め、前から気になっていた福地山に登ってきました。

標高は1672m。
頂上は槍穂高連峰の展望台ということでしたが、この日は残念。終日雲に隠れていました。
幸い太陽はでていたので、ちょうど見頃の紅葉が鮮やかでした。

次回はいつになるか分からないですが、そこそこ登りがいもあるし(標高差700m)、本命が登れない時のサブプランとして常備しておきたい、そんな山でした。

動画もよろしければどうぞ♪

【ぬいぐるみと行く】奥飛騨の展望の山『福地山』。う~む槍穂高連峰の絶景は拝めず。その代わり紅葉は満喫です。

今回登ったルート 福地温泉の朝市から往復

【福地山】

2020年10月24日(土)
福地温泉駐車場(7:25)~登山口(7:30)~第1分岐点(8:40)~憮然平(8:55~9:00)~第2分岐点(9:05)~福地山(9:55~11:30)~第2分岐点(11:50)~憮然平(12:05)~福地温泉駐車場(12:50)
標高差720m
頂上まで2時間30分(往路)
頂上から駐車場まで1時間20分(復路)

福地温泉の登山者用駐車場をスタートし、朝市の前を通過、温泉街の目ぬき通りを渡ると登山道取りつきです。取りつきまで5分。
山頂までの途中、2回の分岐はいずれも尾根コースを登り、谷川コースを下りに使うかたち。
道はおおむね広めで、最初の分岐までは九十九折れが続きます。

駐車場情報 朝市の奥の登山者用駐車場

駐車場へのアプローチ

駐車場が分からずに、温泉街をウロチョロする羽目になったので、少し詳しく紹介しておきます。

Googleマップ

2020年10月現在、災害復旧工事のため安房トンネルから新穂高方面のメインルートは通行止め。
迂回ルートとして福地温泉の目抜き通りを通ることになるので、普段よりも交通量は多い傾向です。

福地山の駐車場はこの目抜き通りから朝市のほうに入っていった先にあります。
入り口に登山者用の看板等はなく、分かり難いです。
ここは朝市石動の湯の看板を見落とさないように注意です。

朝市のほうに入って行ければ、あとは道なりに駐車場まで行けると思います。

駐車場の状況

昔はバスケットボールのコートだったのか、20台くらいは停められそう。

7:20

朝7:20の時点で4台。
帰って来た時(12:50)で8台でした。
平和だ~(笑)

トイレ
朝市にあります。
洋式水洗。
駐車場からは数分の距離です。

朝市の前を通って取りつきへ

福地山へは温泉街の朝市の前を通ってから。
これから山に登るのに、朝市を眺めてからってホノボノしてて不思議な気分。

朝市を抜けて温泉街の目抜き通りを渡ったら登山道の取りつきです。

杉の植林帯からスタート 第1分岐まで九十九折れが続きます

最初は杉の植林帯のなかを登っていきます。
まだ朝早いのもありますが、広葉樹林と比べると鬱蒼として暗い感じです。

20分ほどで焼岳展望台に到着。
鬱蒼とした植林から急に展望が開けました。
まだこの時間は焼岳も見えていました。なかなかの迫力。
やはり少し雪化粧しています。
紅葉も良い感じ。

植林帯は長く続かず、やがて気持ちいい広葉樹林に。
光が入ると明るくて、紅葉も相まって楽しく歩けますね。

第1分岐までは24個の九十九折れが続き、展望はないですが明るい林を緩々と登ります。

朝市から1時間10分で最初の分岐到着。
ここは登りに尾根コースを行って、帰りに谷川コースを行きます。

憮然平まで明るい尾根道

樹林帯で展望は効かないのですが、紅葉は今が盛り。
尾根コースは太陽光がよく入り、色鮮やかな紅葉を楽しみながら登れます。

今年初の充分な光のもとでの紅葉見物。
やっぱり晴れてないとね~。

得も言われぬ紅葉に見ほれつつ、それでも歩き続けていつの間にか憮然平到着です。

ここで先ほどの谷川コースと合流です。

ここまでの尾根コース、明るくて歩きやすく、とてもいい道でした。

第2分岐の尾根コースは結構シブイ

憮然平から5分ほどで第2分岐です。
今度の分岐も登りを尾根、下りを谷川にとります。

今度の尾根コースは今までと趣が違います。
のっけから1段が高い!

傾斜もあるし、道幅も狭くなって、おまけに木の根が滑ります。
ここは登りで使って正解。
下りだと少し神経使いそうです。

そんな道も15分ほどで終了。
谷川コースと合流し先を行きます。

頂上の展望は雲に邪魔されイマイチでした(涙)

この山、所々に展望台はあるのですが、今日は最初の焼岳展望台以外は不発。
ここは第2展望台ですが、このあとの3つも含めて、どれも厚い雲に覆われてしまっていました。

それでも紅葉が盛りの明るい尾根道を歩くのは楽しく、目がキョロキョロしてしまいます。

そんなこんなで朝市をでてから2時間半、福地山山頂到着です。
里山と思ってナメテたら結構登りがいあってビックリです。
肝心の穂高は・・・う~ん、見事に雲被ってます。
本来ならこの方向に槍穂がド~ンと構えているんだろうけど・・・

仕方ないのでガスが晴れるまで気長に待つことに・・・


早速、先日買ったばかりのジェットボイルで無駄にお茶します(コーヒー3杯も飲んでしまった)。
う~んやっぱりイイねえジェットボイル。

結局1時間半居ても天候回復どころかどんどん雲が出てきて雲行きが怪しくなってきました。

絶景は次回のお楽しみということにして適当なところで下山にかかります。

下山は谷川コースで こっちのほうが快適

下山にかかって20分ほどで分岐です。
先ほどは尾根コースでしたが、下りは谷川コースで。

やはりこちらのほうが傾斜も緩いし道も広くて快適。

次の分岐も谷川コースをとってひたすら下ります。
傾斜が一定で下りやすいのでペース上がりますね。

もう少しで福地温泉、というところでまさかの雨!
なんといってもうちは「くまこファースト」(笑)
くまこの雨具だけ装着してサッサと下ります。

最後は駆け足でしたが無事下山。

西穂高岳の代替策で急遽登ることになった福地山。
登りやすいし、標高差も700mと手頃なので、またチョクチョク登りにくる機会もありそうです。

今回は頂上の絶景は拝めずじまいでしたが、次はぜひとも天気のいい日を狙って登りたいですね♪


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