【乗鞍バックカントリー】休暇村からツアーコースで位ヶ原へ　2023/4/13（木）

前日の松本は雨・・・そして本日は快晴が約束されているということで・・・
フィルムクラストのザラメ斜面を夢見て乗鞍へ・・・
まあ、まだ4月中旬ですから、位ヶ原から上は雪だったようで、フィルムクラストの夢は儚く潰え去りました。もう雪は降らんでくれや～・・。
更に上にいけばパウダーになってたかも・・ですが、ツアーコースもいい感じに緩んできて、しかもこの分だとスキー場が凄いことになってそう・・・
そんな甘い誘惑に絡めとられて一路スキー場へ。
そうして戻ってきたスキー場は、なんとスーパーフラットな1面のフィルムクラスト！
いや～、今シーズン最高のザラメ雪に狂喜乱舞、何度も滑って登って・・・
最初っからここで遊んでたら良かったのに～、とも思いますが、やはりそこは位ヶ原まで登ったからこそのご褒美ということで。

【乗鞍バックカントリー】フィルムクラストのザラメ斜面を夢見て位ヶ原　　　　まずまずなツアーコースから極上ザラメのスキー場

〈軌跡〉

駐車場
休暇村の日帰り駐車場
この日は平日だったので空いていました。
トイレなし
尚、明日からこの上の三本滝まで車で上がれるようになります。

快晴が約束された乗鞍です。
これで土日なら休暇村の駐車場は混みに混むのでしょうが、今日はガラガラ、平日って最高だな。
昨日は松本で暖かい雨だったので、乗鞍でも雨だったら凄いザラメが滑れそう・・・
期待に胸を躍らせて出発です。

休暇村ゲレンデはもはや雪がない。
スキー板をぶら下げてテクテクと・・・

かもしかゲレンデはまだまだ余裕で滑れる。
小雪の年だったけど、ここまで残ってるとは嬉しい誤算。

朝の冷え込みで雪面はカチカチ、アイゼンの刃がザクザク気持ちよく刺さります。
こりゃ～、帰りが楽しみ・・・ムフフ。

GWに向けて除雪はどこまで進んでるのかな・・・
テラテラのアスファルト、冷え込むとこの凍結でバスが出ないんだな。

休暇村から１時間40分、ようやくツアーコースに到着。
この時点で7時半、リフトで上がるよりも全然早くスタートできるんだな。

ツアーコースの最初の関門、取り付き急斜面はアイゼンでがしがしと登って。
見た所まだそれほど荒れてないし、雪が良ければ滑って下りれそう。

切り開きのツアーコースには、コース脇の木に1番から6番までの標識が取り付けられてます。

休憩するならお勧めは5番から6番の間、樹林越しに乗鞍が眺められ、ほぼ平らな地面が続いています。

6番標識、ここらでツアーコースは終了、少し行くと位ヶ原山荘と大雪渓方面に別れます。
位ヶ原山荘へはこの時期に行ったことないけど、赤布に導かれていくようです。
我々は大雪渓方面へ・・

位ヶ原への急斜面に取りつき。
この上と下とでは、風の強さや体感温度が別世界だったりすることが多いです。

だあ～、やっぱり雪やん！
非常に残念ながら昨日の雨がこの高度では雪だったようで、超絶ザラメの期待は儚く消え去りました。
もうね、これだからなあ、山は・・休みの前に雪降らんでくれや～～～。

失意の内に位ヶ原に到着。
乗鞍の雄姿を間近に望み、とりあえずはノルマ達成みたいな感じ。
これで雪が良かったらなあ・・先に行くのにね。
（去年の同時期、超絶ザラメの動画はこちら）

この時期、雪が降ってしまえばまともに滑れない、ストライクゾーンが恐ろしく狭い旅クマ家、さっさと転進です。
おそらく、今頃は凍結から蘇って、フィルムクラストのザラメ雪に仕上がっているであろう、「かもしかゲレンデ」に直行直行～～。
位ヶ原の大斜面なんざどうでもいいさ～、転ばないようにキックターンで慎重に下りてってと・・・

いつもはギタギタで、全く楽しくないツアーコースですが、この日はどういうわけか少しは滑りやすかった。
なんだかいいザラメ雪で板が走る走る。
ツアーコースでこれだからゲレンデはさぞや・・・

くう～・・いい雪じゃないの～かもしかゲレンデ！！
位ヶ原に行ってる間に丁度いい具合に緩んでて、文字通りの全面フィルムクラスト！
しかもスーパーフラットな斜面ですよ！
もうね、素晴らしすぎて言葉もありません。

見よ！このアメ色にテカテカ光る雪面を！！
シャラシャラと足元から崩れゆく薄氷・・・それを足裏に感じながら滑る多幸感よ！
くう～・・たまらんぜ～～～。

これはもう、位ヶ原まで登ったからもらえたプレゼント！！
「最初っからここで遊んでたらいいじゃんっ」とは決して思わないようにしてと・・。
いや～、楽しすぎた、何回滑ったか分からないくらい堪能しました。
やっぱり乗鞍いいなあ・・
よくしたもんで、三本滝まで車で入れない時はゲレンデがよくて、これから徐々に上の方がよくなっていくという・・・
まだまだ乗鞍のシーズンは始まったばかり。
これからが楽しみで仕方ありません。