雨の翌日、ピーカンの乗鞍岳の斜面は全面フィルムクラスト!!
今季1番、いやもしかすると人生最高の山スキー?そんな「SUPER THE DAY]をひきあてました♪
【剣ヶ峰(3026m)】
2022年4月25日(月)
三本滝(4:30)~カモシカゲレンデTOP(5:05)~位ヶ原(7:00)~剣ヶ峰(8:50-9:00)~滑り台(11:30-12:20)~位ヶ原(12:25)~三本滝(13:20)
標高差約1200m
頂上まで4時間20分(往路)
頂上から駐車場まで4時間20分(大雪渓と滑り台で遊んだ)(復路)
駐車場
三本滝まで除雪済み。
この日は朝はガラガラ、帰ってきたらアスファルト部分は半分くらい、砂利のほうは数台でした。
平日なのに結構来てる印象。。
トイレは使用可能でした(和式水洗)。
今日は松本でも気温が25℃以上の予報。
溶けかけのフィルムクラストを滑りたいということで、まだ薄暗いカモシカゲレンデを上がります。
雪はいい感じにカチカチ、最初からアイゼン装着です。
ゲレンデを登ってると夜が明けてきました。
いつの間にか5時前に明るくなる季節になってしまった。
30分ほどでゲレンデから離れツアーコースへ。
登りも下りも苦労する入口の急斜面には切り株がちらほら。
まだ滑走にも登りにもそれほど影響しなさそうですが、日々状況は悪くなる一方でしょうね。
スキーが下手な我々は、いつも板を外して右手の樹林帯を使ってます。(下りもね)
取り付いてしまえばツアーコースの切り開きをテクテク進むのみ。
樹林帯で眺めは今イチですが4番標識くらいから乗鞍岳が見えるようになりテンションアップ♪
位ヶ原に上がる斜面の下に着きました。
ここまで2時間弱、この斜面を登り切ればこれまでと全く比較にならない別世界が広がってます。
いいね~。
今日は最高、雲一つない絶景が目の前に!
足元の雪はまだ緩んでなくカチカチですが、これからどんどん暖められて絶品のザラメ雪になる予感がヒシヒシと・・・
頂上に行って滑り始めが9時半くらい・・・大雪渓滑ってから滑り台へ・・頭の中で今日のスケジュールが回り始めます。
朝日岳と蚕玉岳の鞍部、稜線到着が8時半。
ここに板を置いて頂上往復。
もうね、途中から穂高が見えてきて、やっぱりカッコいいな~と振り返りまくり♪
剣ヶ峰からの眺めは過去イチかってくらいのピーカンぶりでした♪
目が釘付けになりっぱなしの穂高連峰に・・・
薄くたなびく雲海の向こうには白山!
南には御嶽山。
あちらもまだまだ雪が残ってるようで・・・乗鞍が近すぎてなかなか機会がないですが、いつかは滑ってみたいもの。
前日が雨だったのが幸いしたか空気も澄んでくっきり、360度の山岳展望を楽しめました。
さ~て、あとはめくるめくザラメ雪の滑降タイムを残すのみ、希望に胸を一杯にして戻ります。
お楽しみの滑降の模様は、文字よりも映像が雄弁に物語るのでその超絶ザラメぶりはそちらに譲るとして、稜線から標高2700mくらいまでは私の腕ではターンするのに躊躇するくらいの堅い雪でした。
仕方ないのでこの区間は横滑りとキックターンで高度を下げるのに専念、柔らかくなるまで降りる感じ。
悪いことにもう登ってくる人がいて、なんともカッコのつかない所が丸見えになってしまいました。
見ないで~って無理か・・・(笑)
その稜線からのダウンヒルコースです。
稜線からは他に2本あるようですが、私はこのルートしか滑ったことないです。
ここが1番傾斜が緩くて比較的簡単とのことで、大雪渓や滑り台方面に転戦するにも便利ですから。
見よ、このフィルムクラストのしぶきを!
あ~今日の山行は一生もんの思い出になりそう・・・
動画も自分で100回くらい見ちゃいそう、そんな感じ。
とにかく最高の雪に最高のロケーションでした。
もうね、大雪渓で5本くらい滑ってから滑り台に移動して、またまたフィルムクラストの大斜面を堪能するんですが、つくづく大雪渓で遊ぶんじゃなくて滑り台にさっさと行ってればなって・・・・。
それくらい滑り台が良かったです。
唯一の心残りがそこの所、でも大雪渓も良かったしなあ・・・贅沢な話だけど。
位ヶ原までの斜面はどこもフィルムクラスト状態、滑り台からのロングダウンヒルも最高に気持ちいい1本でした。
振り返って今日滑った斜面を一望・・・言い知れぬ満足感がこみ上げてくる至福の瞬間。
楽しかった~。
まあ、これだけいい思いしたんだから少しの不満もなんのその、ストップ雪だって甘んじて受けるよ~。
全く位ヶ原から下は別世界でして・・・
べたべたの雪に怯えながらソロソロ降りるツアーコース、デザートだとばかり思っていたスキー場も腐れ雪で散々な下山でした。
それでも、さっきまでの悶絶級の乗鞍岳のあとだけにノープロブレム!心満たされたまま温泉(休暇村700円)に入って家路につきました♪
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