大いに期待していた南岸低気圧でしたが、寒気が入ってこないと標高が高い所でもダメですね。
標高1700mの湯ノ丸スキー場から上がっていく池ノ平湿原の斜面は標高2000m以上、てっきりサラサラのパウダースノーが降り積もっていると思い込んでいたのですが、現実にはこの時期らしい重い雪に、表面にはちょっとしたクラストが張り付いているなんてね・・・
私の腕ではまったく滑りにならず、なんとか斜滑降とキックターンで湿原まで降りてくるのがやっとでした。
なんとも冴えない山行でしたが、今年の池ノ平湿原の雪の積もり具合を確認できたのがせめてもの救いか。
現状ではスキーが出来るだけの雪はありますが、2年前に比べると地形も埋まり切っていないし、ブッシュも気になる。
ザラメの時期まで雪が残ってるかは大いに疑問が残るので、今後、かなりの大雪が降らない限りは、今年はもう行かなくて良さそうです。
選択肢が一つ減って良かった・・・のか?
〈GPSログ↓〉
駐車場
湯ノ丸スキー場の第6ゲレンデの駐車場
駐車場を5時50分に出発。
まだこの時間では圧雪が始まってなくて、ゲレンデの端っこをラッセルしつつ登っていきます。
もうこの時点で雪質はサラサラではなく、じっとりと重い雪でした。
もうこれだけで気が滅入ってきますが、なんだか表面には薄いクラストが形成されてて、ちょっとしたモナカ雪になっています。
昨日から15センチくらいは積もってるはずで、今も降雪中なのになんでモナカになるかなあ・・・まったく。
えらく重い雪で、ラッセルに結構な時間をかけて、ようやく第6ゲレンデのトップへ。
ここまで50分近くかかってしまった。
ラッセルはスキーを履いてせいぜい足首くらいなんですが、じっとりと重い雪でなかなかペースが上がらない。
このあとの林道も、同じような感じでペースが上がらないまま、結局、最後の稜線に登り上げるまで、同様の重い雪に難儀しました。
林道の積雪はこんな感じ。
カーブミラーの埋まり具合からして積雪1.5mくらいかなあ・・・
この山域にしては結構積もってる感じです。
ちょうど2年前にも来てるのですが、ほぼこんな感じだった気がします。
富士見平で林道は終了し、右手の山を登っていきます。
雪質は相変わらずの湿雪にモナカのミックス、山に入れば良くなるかも・・・
いや~、全然だめだめ。
山に入っても雪質は変わらず。
もう楽しい滑りはこの時点でほぼ諦めモード。
とりあえず雲上の丘までは登って、湿原に降りるとしますか。
お楽しみの斜面はこんな感じ。
滑れるだけの雪はありますが、問題は雪質。
相変わらずの重雪にモナカのミックス、これがザラメやサラサラパウダーだったら良かったのにね・・・
当初はこの斜面をステップ板で何度も滑って登ってしようと思っていたのですが、そんな気は一切なくなってサッサと降りてしまいました。
水分多めの湿った雪は降ってるし、景色も望めないしね。
キックターン多用で、1回もまともにターンすることなく池ノ平湿原に滑りこむ?なんとも冴えない山行になってしまいました。
南岸低気圧がもたらすサラサラパウダーを期待していましたが、まったくの期待外れに終わってしまった池ノ平湿原バックカントリー。
思えば2年前も、肝心の山行前日に雪が降ってしまい、ザラメ狙いが全くの外れに終わってしまってます。(2年前の動画はこちら※音が出ます)
なかなか思いどおりに行かないのがもどかしいですが、ステップ板で遊ぶのにちょうどいい長さと斜度、景色も素晴らしい斜面なので、いつかは当たりの日を掴みたいものです。
でも、もう今年はいかないかなあ・・・もう一降りも二降りもしてくれれば考えるんですが。
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