雪が消える前に呉西の人気No1,金剛堂山を滑っとかないとね。
取り付きの急斜面で夏道が露出するなか、なんとか間に合って、頂上では快適ザラメを堪能し、懸案だった帰りの藪スキーもなかなかに楽しめました。
残念ながら、今週末で賞味期限切れかなあ・・
〈GPSログ↓〉
駐車場
旧利賀スキー場
30台くらいは停めれそう。
この日は先客1台のみでした。
トイレ無し。
じきに夜明けだろうと、朝5時に出発。
このルートは序盤、栃谷からの登山道と合流するまでが核心。
藪の急登が250mほど続きます。
雪が溶けて夏道が露出しているところもあり、これがないと藪漕ぎになるので助かるっちゃ助かる。
それにしても急だこと・・ひいひい言いながらの歩き始めは体にキツイ。
スキーはザックにぶらさげて、ツボ足でガシガシ上がっていきます。
そんな急登を45分、ようやく栃谷ルートと合流。
いや~、スキーで歩けるってのはいいねえ・・
素晴らしいブナの森・・
これがあるから何度も来てしまうんだな。
スキーに向いてる山はもっと他にもあるけど、この山の雰囲気が大好きです。
スタートして1時間45分で片折岳へ。
ここから望む金剛堂山、遠いねえ・・
尾根上は結構雪解けが進んでまして、板を外す場面もありそうなので、片折岳の下りからはスキーをぶら下げてアイゼン歩行。
ツボ足でも潜らないので快適に歩けました。
登るにつれて展望が開けてきて、右手には白山。
左を見れば北アルプスと、素晴らしい眺めに足取りも軽くなります。
前金剛に到着。
ちょうど3時間、8時に到着しました。
北アルプス一望の眺めにくまこもご満悦♪
今山行の1番の望みは、滑りやすいザラメ雪で前金剛から奥金剛に連なる頂上稜線を滑りたい・・そんな希望を持って臨んだのですが、ちょっと時間が早かったか、はたまたまだザラメになりきっていないのか、ガリガリの雪でした。
これでは楽しくないので、去年パウダーを楽しく滑った、東向きの斜面に向かいました。
ここなら早朝から燦々と陽が射しているので、いい具合に緩んでるはず・・・
よかった~ここはいいザラメだった。
ちょっと短くてザラメでは物足りない感はありますが、この景色、この場所で滑れる幸せは何物にも代えがたいものがあります。
楽しく4本ほど滑って撤収です。
下山は、こんな風に痩せ尾根なところは藪が出てきててスキーが出来ないところもありましたが、おおむね滑っておりてこれました。
雪もグズグズになることもなく、ブナ林の滑降も楽しかったです。
最後の急斜面はスキーをぶら下げながら、春の風情が色濃い登山口に戻ってきました。
ちょっと時期が遅いかなと危惧しながらの金剛堂山でしたが、終わってみれば頂上稜線での快適なザラメ滑走、これぞ山スキーって感じの藪尾根スキー、なかなかに楽しめた山行でした。
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