今週は乗鞍岳の長野側が通行止めだったので、歩いて登ってきました。
軽いBCクロカンを携えて、大雪渓でスキーも。
というよりこっちが本命で、整地さえすればBCクロカンでも充分楽しめる雪面の状態。
残念ながら山頂の景色はイマイチでしたが、大雪渓でのスキーも含め、乗鞍を心底楽しめた充実の山行でした♪
たまにはバスを使わずに体力使うのもいいもんです。財布にも優しいしね♪
2022/6/17(日)《乗鞍岳》
Mt乗鞍スキー場第3駐車場(4:33)~位ヶ原山荘(6:28-6:38)~肩の小屋口(7:51-8:00)~肩の小屋(8:25)~剣ヶ峰(9:04-9:14)~肩の小屋(9:40)~肩の小屋口(12:30-12:41)~位ヶ原山荘(13:51)~Mt乗鞍スキー場第3駐車場(15:40)
駐車場
Mt乗鞍スキー場の第3駐車場
歩いて乗鞍岳に行く人はほとんどいないので、いつ行ってもガラガラと思います。
トイレ
駐車場にありますが、たまたま開いていただけかも・・・
オフシーズンであるこの時期に、いつも開いてる保証はないので・・・駄目だったら観光センターへ。
今週は長野側のバスが出ないので、鳥居尾根から乗鞍岳へ歩いて行きます。
バスで行くのが一般的な乗鞍ですから、今日は長野側からの入山者はほぼいないと思っていましたが、やはり第3駐車場はガラガラ。
早速準備して出発です。
まずはスキー場の作業道を「夢の平ゲレンデ」に向けて上がっていきます。
「夢の平」から「鳥居尾根ゲレンデ」に入りしばらく登ると鳥居尾根ルートの取りつき。
しばらくは緩い勾配の道が続きます。
このルート、位ヶ原山荘までは舗装路を縫うように伸びてて全体的に傾斜は緩め、足には優しいですが高度がなかなか上がっていきません。
そんなユルユル道を2時間で位ヶ原山荘。
ここで朝飯。
ここまで一部で雪が出てきましたが特に問題なく来れました。
山荘から200mほど進んで位ヶ原への道に入って・・
取りつきこそ雪が無かったですが、少し登ると雪が出てきました。
慎重を期して軽アイゼンを装着します。
さすがにこの時期になると雪の上を自由に歩くってわけにはいかなくて・・・
何も考えずに上を目指してたら藪に阻まれて先に進めず・・
仕方無しに少し戻って登山道を探します。
幸いすぐに見つかって位ヶ原に上がれました。
この時期は雪の上をどこでも歩けなくて、道を探しながらになるのでちょっと面倒です。
位ヶ原からは雪が繋がってたので大雪渓までのルートどりは楽でした。
まだ誰もいない大雪渓に到着。
岐阜側はこの上の畳平までバスで来れるので、そろそろ人が来るはず。
それにしても岐阜側はもう始発便が畳平まで着いてるはず、一方で長野側は今は通行止めですが、もし運行しててもまだ出発すらしていません(8時半始発)。
しかも岐阜側のほうが800円も安い!(岐阜側2500円、長野側3300円いずれも往復)
なんだかなあ・・・どうもね、バス使う気にならないんだよね・・
梅雨時ですが剣ヶ峰はスッキリ見えてて、まるで手招きしてるよう・・・
天気がイマイチだったら大雪渓でスキーして帰るつもりでしたが、こうなりゃ山頂行くっきゃないやね。
大雪渓を「肩の小屋」へ登っていって、小屋の手前で板をデポして山頂へ・・
登頂したら速攻で帰ってくるよ~。
早くスキーしたい気持ちを抑えてわざわざ登ってきた山頂ですが、登頂してみたらご覧のように残念な展望・・・・
お目当ての穂高連峰も雲の中、これじゃ登ってきた甲斐がないって。
それでもやはり乗鞍に登るのと登らないのとでは満足度に大きな違いがあるのも事実。
最高峰に登ってスッキリしたところで速攻で下山開始。
前回とほぼ同じ斜面に到着。
不思議なことに雪面は信じられないくらい良い状態。
試しに1本目は整地しないで滑ってみましたが、なんとか滑れてしまうレベル(ヨロヨロしながらでしたが・・)。
やっぱり楽しく滑るには整地しないとだな・・・・
板3枚分くらいの幅で、気になるデコボコをならしてと・・・
出来上がった自家製ゲレンデに滑りこんでみれば何ともいい斜面じゃないの♪
BCクロカンでこんなに楽しく滑れたのは過去にないくらい・・・それくらいいい雪、いい斜面でした。
ま、滑りに関しては動画のほうが分かりやすいので興味ある方は是非。
なんだか上達してるような錯覚を覚えしまうな。
自家製ゲレンデを何度も繰り返し滑って・・・2時間以上も楽しんでしまいました。
ゲレンデではかっこよく滑ってたのに、1歩外に出ればいつものヨロヨロとしたスキーに早変わり。
下山するためにコブ斜面のほうに向かったのですが、転ばないようにするので精一杯、ターンなどもっての外。
結構デコボコが酷くて難儀しました。
あ~あ、せっかくいい感じで滑れてたのに・・・
大雪渓の入口ではたくさんのコブスキーヤーがいて、彼らに無様なところを見られてしまった。
恥ずかし~(まあ、誰も気にしてないとは思いますが)。
もうね、大雪渓から下は板を外して・・・
どうせまともに滑れないしね、ケガしてはいけません。
途中、位ヶ原から山荘方面に降りる斜面が面ツルだったので遊びで1本。
スキーが目的ならこの辺で遊ぶだけでも充分楽しめますね。
この後は鳥居尾根の登山道を忠実に辿って下山。
冷泉小屋の辺りから土砂降りの雨が降ってきてちょっと面喰いましたが、それもスキー場に出るころには止んで、最後は乗鞍岳を眺めて締めることができました。
鳥居尾根から登って乗鞍岳へ、その後、大雪渓でスキーも楽しむという、なんとも充実した山行でした。
たまにはバスを使わないで自力で乗鞍岳に登るというのもいいものです。
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