1年に1回の立山詣で。
今回は奇しくも前年とほぼ同じ時期の立山です。
※前年の模様はこちら(2021/5/29-30)
雷鳥沢キャンプ場で2泊して、剱沢と室堂山でバックカントリースキーを楽しみました。
まだまだ滑れる斜面はたくさん、雪も滑りやすいザラメ雪でした。
残念ながらメインと目論んでいた2日目の剱沢の天気がイマイチ、お目当ての剱岳は最後までスッキリと姿を見せてくれませんでした(涙)。
雪と斜面は素晴らしかったのですが・・・
その代わり、最終日の室堂山は抜けるような青空のもと、思う存分展望とスキーを楽しめました。
それにしてもこの時期の立山ってホントに素晴らしい!
雪も快適なザラメになってるし、気になる縦溝やデコボコもありますが、どこかしら楽しめるところがあって・・・
今回も今シーズン1番のツアーになりました♪
(今年は「今シーズン1番」が何度も更新する、なんとも幸せなシーズンになってます♪)
(1日目)雷鳥沢キャンプ場付近でバックカントリー 2022/5/27(金)
この日のルート
室堂ターミナルから室堂山荘を経て雷鳥沢野営場へ。
テント設営後、雷鳥荘前の斜面とキャンプ場対岸の斜面を滑りました。
室堂(12:15)~雷鳥沢キャンプ場(13:00)
アルペンルート、テント装備とスキーを抱えてケーブルカーに乗るのが毎回憂鬱。
昔は貨車に荷物を預けられたのに、いつから車内持ち込みになったのか・・・
悪いことに桂台からの道路が通行止めで、観光バスの団体客もケーブルに回ってきます。
平日の金曜ですが立山駅は結構な混雑、幸い団体客には専用便が出るようでした。
それにしても室堂往復6,320円は痛い出費だぜい。
上がった室堂は真っ白け。
まあ、今日はテント設営して明日、明後日がメイン、雨に降られないだけもうけもんです。
この時期の雷鳥沢野営場へは室堂山荘からが吉。
スキーであればほぼ下りのまま到着できます。
さすがに平日、雷鳥沢野営場の先客は1張りのみでした(結局この日は我々含めて3張り)。
雷鳥沢キャンプ場 料金 一人一泊1,000円 水 無料【一応煮沸して飲むようですが、生でも大丈夫でした(あくまでも自分は)】 トイレ 水洗(和式)男女別 ※売店なし(雷鳥沢ヒュッテでビール買えるか、今回は未確認、去年は買えた)
テントを設営したらあとは滑るのみ。
まずは去年と同じようにお手軽なキャンプ場の裏を滑ります。
なんだか去年より雪面がドス黒いな・・・
う~む、ちょっとデコボコが目立つし、雪が汚い。
ここは去年の方が全然よかったな・・
雪は滑りやすいザラメだったんですがデコボコ具合が厳しかった。
年によってこうも違うのね。
しかたない、次はキャンプ場の対岸の斜面に移動してみるか・・
それにしても広大過ぎてどこを滑るか迷うな・・どこでも滑れそうだけど、距離感が分からないので良さそうな斜面までどれだけ掛かるか分からないのです。
この斜面もデコボコが多くてちょっと厳しめでした。
雨も降ってきて斜面もイマイチだったので1本滑って終了。
1日目にしてはマズマズだったかな。
15時頃キャンプ場着。
あいかわらず空いてるキャンプ場、一般的には今はオフシーズンなんだろうけど、私はこの時期が1番好き。
明日は土曜日だから結構賑わうと思います。
立山1日目は天気も雪もちょっと残念でしたが、斜面を選べばまだまだ楽しめそうな感触を得ました。
明日以降におおいに期待が持てる初日でした。
(2日目)剱岳を見に剱沢へ 2022/5/28(土)
立山2日目は剱を見に剱沢へ。
晴天予報に反して曇りがちで風も強く、寒い1日でした。
お目当ての剱岳も裾野は見えるのですが山頂部はスッキリと晴れず・・
展望は残念でしたが、フラット斜面に超絶ザラメ!スキーはおおいに楽しめました♪
この日のルート
キャンプ場から剣御前小屋へ。
滑る剱沢はガスが巻いてて1時間ほど天候待ち。
結局ガスは晴れず、しびれを切らして滑ってみれば、なんともいい雪でした♪
特に剱沢小屋の上の斜面が最高!!
何度も繰り返し滑ってしまいました。
雷鳥沢野営場(5:55)~剣御前小屋(8:40-9:50)~剱沢滑降(10:00-13:30)~剣御前小屋(14:00)~雷鳥沢野営場(15:00)
2日目の天気予報は晴れのはずでしたが、起きてみればドンヨリした曇り空。
夜中も雨が降ってたのでちょっと怪しいですが、1日中行動できるのは今日だけなので予定通り剱沢に上がります。
称名川を渡って雷鳥沢左岸の尾根を登っていきます。
目印の赤旗があるのでそれに沿って行けば自然と室堂乗越からの道に合流します。
夏道に出るあたりからは木々に霧氷がついてるほどの寒さ。
足元には薄っすらと新雪、昨日の雨がこの標高では雪だったようで・・この雪が滑りに悪さしないか気になりましたが、結果的には影響なかったです。
2時間半ほどでガスに巻かれた剣御前小屋に到着。
あ~あ、去年もこんな感じだったなあ・・・
真っ白のまま滑ってもつまらないので天候待ち・・・
結局1時間ほど粘ったけど好転せず、痺れを切らして滑ってみることに。
視界不良の剱沢をソロソロと・・・・
クラックがあるかも知れないので慎重に。
小屋からしばらくは堅い雪面でしたが、少し下るといい感じになってきました。
御前小屋から1段下って、次の斜面が最高でした♪
ちょうど剱沢小屋の上に展開する斜面、斜度もお手頃、デコボコもほとんどなかったです。
フィルムクラストの超絶ザラメ、スキーの楽しさ満開で広い斜面を自由自在に・・・
これで天気が良ければ最高なんですが・・・まあ、滑ってるときは景色見る余裕ないですし、今はこの素晴らしい斜面を堪能しましょう。
雪は最高だったんですが風が強くて寒い・・・・
ツエルトで寒さをしのぐも、やはり1番の暖房は自分が動くこと、寒さを感じないためにも常に滑って登って・・・・檻の中のハムスター状態ですね(笑)
お目当ての剱岳は最後までスッキリと晴れず。
これだけが心残りでした。
また来年これればいいけど・・・
それにしても最高の雪と斜面でした。
結局3時間以上も剱沢で遊んでしまった。
楽しかった~。
剣御前小屋からは室堂方面への夏道から雷鳥沢へ・・
登ってきたルートよりもこっちのほうが良かったです。
上のほうは視界が悪かったので慎重に。
雷鳥沢を滑って楽しかったことはないのですが、今回もデコボコと雪が重くて楽しくなかった。
もう、斜滑降とキックターンで転ばないように降りてくるだけです。
ソロソロと降りてきてもスキーはスキー、45分でキャンプ場へ。
天気はイマイチだったけど最高の滑りが楽しめました。
大満足のプシュッ!
夕方には立山が全容を現してきまして、明日は天気よさそうです。
できれば今日が天気よければ良かったのですが・・・
最終日は午前中しか楽しめないですからね、1日ずれた感じです。
(最終日)超絶ザラメの室堂山で締めました♪ 2022/5/29(日)
立山最終日は室堂山で滑って登って。
文字通りの極上ザラメの斜面を堪能、最高の締めになりました。
この日のルート
キャンプ場から室堂に上がって室堂山の斜面を滑って登って。
お楽しみは午前中で切り上げて帰路へ・・・
雷鳥沢キャンプ場(7:15)~室堂山でスキー(8:45-11:10)~室堂ターミナル(11:30)
立山BC最終日のの朝は快晴!立山もバッチリ見えて感動しきり。
昨日だったらよかったのに・・・未練たらたらですが、帰らないわけにはいきません、渋々テントを撤収します。
今日は日曜日なので帰りのバスが混みそう。
12時くらいには乗車できるように時間をマネージメントしながらの山になります。
室堂に向けて7時15分に出発です。
室堂へは行きと同じく室堂山荘に上がっていくルートで。
途中にテラテラと輝くフィルムクラストの斜面があったので辛抱堪らずひと滑り。
フラットないい斜面だったのですが、ちょっとしたデコボコにあえなく撃沈。
ブル道を上がっていく人達から丸見え、朝からバカ丸出しですな。
ちょっとしたケチがついたけど室堂に上がってしまえば素晴らしい展望。
大日連山に遠く毛勝三山、もちろん立山もバッチリ見えています。
いいねいいね。
さっそく目の前の斜面を上がって滑ります。
立山をバックにシャ~てね♪
室堂山荘の正面が室堂山の斜面なんですが、歩く人も滑る人も多いのでデコボコな所は結構デコボコ。
それでも斜面が広いのでフラットな斜面もたくさん残ってて楽しい楽しい。
雪もフィルムクラストで最高!
何度かステップ板で滑って登って、最後の立山バックカントリーを堪能♪
やっぱりこの時期の立山はいいねえ・・・
最後にステップ板で室堂山まで登って・・・
ここまで登ると、今まで見えていなかった立山カルデラ越しの風景が展開、薬師岳がとりわけ綺麗でした。
そして最後の滑降。
室堂山からの斜面も超絶ザラメの素晴らしい雪、傾斜もほどほどで周りの景色に目をやる余裕もあったりして・・・
最高の1本で立山を締めくくれました、あ~楽しかった!!
今回の立山BC2泊3日、初日と2日目はお天気イマイチでしたが大荒れでもなく、雪もよくて楽しめました。
最終日は「なんで今日が最終日なの(怒)」ってくらい最高の天気、雪も斜面も今シーズン1番ってくらいの極上ぶりで楽しく締めることが出来ました。
ホントにこの時期の立山は最高です!
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