台風一過の好天を期待して爺ヶ岳へ・・・
天気予報では「全国的にカラッとした秋の陽気に包まれる」と言っていたのに、扇沢は小雨模様。
行くのをやめようかと日和りましたが、「上はガスが抜けてる!」と信じることにして出発。
期待通り、2000mくらいからガスが晴れてくれて、種池山荘から先は素晴らしい展望を楽しみながら、至福の稜線歩きを楽しめました。
ただ、台風一過という割りには雲が多めで、陽光に輝く紅葉を楽しめなかったのだけが残念でした。
【当日の軌跡(2022/9/21水)】↓
- 柏原新道登山口情報
登山口は、扇沢駅から歩いて10分ほど下った緑の鉄橋(扇沢橋)のたもとにあります。 - 駐車場
鉄橋(扇沢橋)の両サイドにあり、大きいほうが30台(登山口へは鉄橋を渡る)、小さい方(登山口の目の前)が8台くらい駐車可。
この日は、大きいほうも小さいほうも朝4時半の時点ではガラガラ、下山時(10時半頃)は、小さい方は満車、大きい方は数台の空がありました。 - トイレ
簡易トイレが1台ありました(工事現場にあるやつ)。
台風一過の快晴を期待し、予報でも全国的に秋の陽気に包まれると言っていたのに・・・
扇沢はあいにくの雨、本当は帰ろうかとも思ったのですが、「上に上がればガスを抜けるのでは」と期待して出発します。
結果的にはこの予測(希望)は大正解、帰らなくて良かったよ。
しばらくは小雨が続いたのですが、標高2000mくらいからガスが晴れてきてテンション上がります。
これがあるから山はやめられません!
種池山荘に着くころには本格的に晴れ上がってきました。
眼下の山間に垂れ込める雲海、これを突破してここまで来たんだねえ。
がんばってみるもんだ。
種池山荘を過ぎてしばらく行くと待望の剱岳とのご対面。
いや~、雲が多めだけど、なんとかこの雄姿を今年も拝めて感動ひとしお。
もうね、ここからは本当に至福の稜線歩き。
左手には鹿島槍。
いつの間にか稜線の木々は紅葉が始まってました。
右手には針ノ木、蓮華岳、その奥には穂高連峰まで、雲海の上に浮かび上がる壮麗な山並み。
もうね、この稜線を歩いてるだけで充分なんですけど・・・一応山頂にも行っときますか。
山頂に到着。
台風一過の快晴とまではいきませんが、しっかりと晴れ上がった山頂です。
くまこも大満足♪
この景色が見たかった!剱と立山。
稜線を歩いてる時から何度も振り返って見とれたことか・・・
オレンジの種池山荘と、衝立のように聳える山岳の取り合わせが絶妙です、素敵すぎる。
いつまでも見ていたい絶景。
迫力という点では鹿島槍も負けていません。
均整のとれた双耳峰、その肩から雲海を抱くように伸びるしなやかな尾根、いつ見てもかっこいいな!
南に目をやれば針ノ木岳の奥に穂高連峰。
雲海からぽっかりと浮かび上がる山並み、つくづく登ってきてよかった・・・
くまこも頂上の絶景を心ゆくまで楽しんでました♪
1時間ほど頂上でまったりして下山しました。
展望抜群だった稜線から下ってみれば、さっきまで眼下にしてた雲海に再突入、途中からは小雨混じりになりました。
「ああ、やっぱり雲海の中はこうなってるのね」と当たり前ですが再認識、さっきまで絶景を堪能してたのがウソみたい。
朝と同様に小雨の駐車場に帰ってきました。
さすがに北アルプスの超メジャールート、平日ですが空きは数台でした。
台風一過というには、いささか雲が多めでしたが、展望は充分に楽しめた今年の爺ヶ岳。
出発時は雨だったけど、がんばって登っていったら晴れてくるという、なんともドラマチックな展開が待っていました。
こういうのがあるから行ってみないと分からないんだよな山って。
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