一条工務店の平屋に住みはじめて早くも8ヶ月が経ちました。
我が家は周りを2階建てに囲まれた平屋ゆえ、一条工務店自慢の《屋根一体型太陽光》を採用するか最後まで悩んだ経緯があります。
結果的には、一条工務店との打ち合わせで依頼した日当たりシミュレーション(発電のシミュレーションとは別物)で、マズマズ納得できる結果がでたこともあり、太陽光を載せることにしました。
さ~て太陽光クン働いてるかなあ
ということで、ここらで8ヶ月分の発電実績とシミュレーションの比較をしてみたいと思います。
”はたして日当たり条件が不利な平屋でもシミュレーション越えできるのか?”
ついでに松本の平年の日照時間と比較して、天気と発電量の関係も整理してみました。
天気って関係あるの?
この記事が「太陽光を載せるかどうか」、「シミュレーションって大丈夫?」とか迷っているかたの参考になれば幸いです。
我が家の立地について
所在地 長野県山形村(松本市至近)
家の配置は以下の図の通り
ご覧のように家の周りは東西南3面とも2階建ての家にかこまれております。
赤色の点線が屋根をあらわし、隣家との距離はおおよその値です。
田舎の分譲地なので、都会に比べれば隣家との距離は結構離れていると思います。
ただ、こうして見ると南面にかなりの空きがあるのがわかりますね。
南面の大部分は隣家の畑になっているのですが、これは純粋にありがたいですね。
ついでにたくさん収穫できたときにはお裾分けまでいただいてしまって(これが旨いんだわ)本当に感謝です!
田舎の「ポツンと一軒家」とまではいきませんが、平屋でもソコソコの日当たりは期待できますね。
その点は日当たりシミュレーションで検証済みでした。
住宅地内の平屋の立地条件としては「中の上」といったところでしょうか。
我が家の太陽光発電の概要
- ・発電容量:14.07kW
- ・屋根方向:南(0°)
- ・屋根傾斜:3.5寸 (21坪の平屋)
- ・売電単価:1kwh当たり14円+税金分=15.4円(2019年度の料金適用)
- ・売電方式:余剰買取(売電価格20年固定)
- ・太陽光設置費用:263万円(税込み)
「売電価格安~っ!」
1年前なら・・・とか考えると健康に悪いので次いきましょう!(カラ元気)
ハイ、お次はシミュレーションです。
一条工務店の発電シミュレーション
なるほど、ノーテンキ(失礼)な予測に”バラ色の未来”が安易に想像されるってもんです。
一条ってKOJIさんと相性バッチリ
20年間の予想メリットが550万円ですか・・・ムヒョヒョ
これでも一条としては、結構”厳しめで算出”しているとのことでした。
そりゃそうですよね、甘目でだしてシミュレーション割れ続出ではクレーム殺到でしょうから。
当然、このシミュレーションには”100%の日当たりが確保されて、気候も平年並み”という大前提があります。
我が家のような、3方を2階建てに囲まれた平屋にあてはめるってのは無茶ってもんです。
「電気代の足しになって、災害時の役にでもたてばいいか」
もともとそんな気持ちで導入した太陽光。
それでもどれだけ発電しているのかは気になりますよね。
550万か・・・
こだわるね~
入居してからの発電量
それでは実際の発電量と、松本地域の気象データを表にしてみました。
水色の枠が発電量と対シミュレーション比、赤色の枠が松本の日照時間のデータです。
灰色の枠の1月については入居が下旬だったこともあり、参考程度に載せています。
それでも対シミュレーション比65%、まずまずの発電量だったようです。
まずは8ヶ月間の合計から確認と。
2月から10月までの松本地域の日照時間は対平年比で101%、総じて平年並みの日照時間といっていいと思います。
対して、「その間の発電量は」というと・・・なんと対シミュレーション比115%!
長雨だった7月を除くと全ての月でシミュレーション超え。
シミュ割れどころか15%も多く発電してくれています。これは嬉しい誤算。ヤルじゃないの。
かなりザックリとですが、”平年並みの天気”であればこれくらいの発電量は確保できていることがわかりました。
まあ、初年度ですしね、これくらいは・・・とヒソカに思っていましたが。
今後、パネルの劣化が少しずつ進行するのでこれ以上は難しいかもしれませんが、過度な期待をせずに見守っていくとしましょう。
また、気象との関係では発電量の対シミュレーション比と日照時間の平年比がほぼ連動していることがわかります。
そして発電量のシミュ比が日照の平年比を若干上回っています。
日当たり条件の悪い我が家でこれですから、フルスペックの2階家ならさぞかし・・・
やはり《一条工務店のシミュレーションは辛め》だということは本当のようです。
当たり前といえば当たり前ですが、こうして表にしてみると一目瞭然。
毎日晴れるといいね
バカだな~雨も降らないと食べ物ができないよ
そっか・・
雨、といえば7月。
長雨だった7月、松本でも例外ではなく、日照時間は平年の43%でした。
対して発電量はシミュレーション比86%とかなりの大健闘♪
雨続きでもなかなかの発電量でした。
最高に発電した日(2020年5月7日)の発電量
一条工務店のスマホ用アプリで発電量と消費電力がわかるようになっています。
この8ヶ月で最高の発電量を記録したのが5月7日です。
その時間帯別の記録がこちら
8時台から10kWh近くを記録し、11時台に12.34kWhまであがり、15時まで10kWh近くまで発電しています。
逆にいえば8時までと15時以降は急速に発電能力が落ちているとも言えますね。
6時台とか16時以降なんて単なる誤差か?てなもんです。
これが隣家の影の影響か、時間的な問題なのかは判別しがたいのですが、いずれにしても昼間に陽があたっていればカナリ発電してくれるのは間違いないです。
私たちのように100%の日当たりを望めない条件下では、”朝と夕方の日当たりは重視しない”といった思い切りもアリでしょう。
まとめ
以上、入居してから8ヶ月間の太陽光の発電実績でした。
「平屋で日当たり不十分なわりには思ったより発電してる」
今回まとめてみて、あらためて感じました。
初年度ということもあり、発電実績にかんしては文句のつけようがありません。
ちなみに売電価格も月平均して2万円くらいになっており、月々の電気代はおろか水道代までまかなえています。
今後のパネルの劣化や、パワコンの交換、メンテナンスなど、考えることは多々ありますが、現状では太陽光を採用してよかったというのが率直な印象です。
もし私たちのように平屋、もしくは「2階建てでも周辺環境が不安で太陽光発電を設置するか迷っている」かたは、メーカーに日当たりシミュレーションを依頼してみてください。
それによってどの程度の日当たりが確保できるか明確になりますので、大きな判断材料になるとおもいます。
また、一条工務店の発電シミュレーションについてはおおむね信用して大丈夫と感じます。
うちでもシミュレーション割れがあの”最悪の7月だけ”です。
設置して数年は何らかの故障、もしくは極端な天候不順でもなければ””シミュレーションを割り込むことはないのでは”と推測します。
問題はシミュレーションにしても太陽光発電にかんしても、最終的な評価は”20年という長い年月を通して下されるもの”という点です。
ここ4,5年はともかく、20年後の電気機器の性能を今の時点で推し量れるものなのか、正直私には見当もつきません。
その検証の意味も兼ねて、今後も我が家の発電実績を公開していってみたいと思います。
というわけで、これから最低でも20年、お付き合いくださいね(笑)
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ただ、住宅の地域が限られていて、首都圏、関西、東海地方のみ。
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