【鍋倉山BC】雪質微妙ながら絶景とブナ林が最高! 2022/4/2(土)

バックカントリースキー

快晴が約束された4月最初の土曜日は北信の鍋倉山へ・・・
折角のザラメに2日前の雪が乗っかって残念な雪質でしたが、それほど極端なストップスノーにはならず、そこそこスキーも楽しめました。
そして何といってもここは国内有数のブナ林が展開。
次から次に立派なブナを眺めつつの楽しい登高、その末に辿りついた頂上からは360度の絶景を楽しむことができました。
雪は微妙でしたが山としての楽しさは十分に味わえ大満足の鍋倉でした♪

【鍋倉山BC】雪質ビミョーだった鍋倉バックカントリー 360度の絶景と陽光に輝くブナ林♪

鍋倉山(1289m)

2022年4月2日(土)
温井集落の除雪終了点(7:00)~田茂木池の台地(7:30)~尾根取り付き(7:50)~鍋倉山(10:00ー11:00)~温井集落の除雪終了点(14:30)
標高差約730m
頂上まで3時間(往路)
頂上から駐車場まで3時間30分(復路)【スキーで色々遊びまわった】

田茂木池の台地からは色々なルートがとれると思いますが、天気が良かったので見晴らしのいい尾根ルートから頂上へ・・・
滑降は頂上直下の南面で何度か登り返し、その後通常のルートに戻ってハーフパイプの下の広い緩斜面でも何度か遊びました。
雪質はザラメと湿雪のミックス、最近降った新雪がストップ気味でせっかくのザラメを邪魔してくれます(怒)
雪面がキレイな所は避けて少し茶色っぽい所を滑ればマズマズのザラメを楽しめました。

駐車場(駐車場はないので路駐になります)
温井の集落のどん詰まり、一部では有名であろう小屋の前でUターンして縦列駐車。
この日は6時半の時点で2台しか停まってなかったが、下山時は集落への曲がり口まで車がいたのでほぼキャパ一杯だったと思われます。
トイレはありません。

温井の除雪終了点 6:30

もう何度も見ている小屋の前からの駐車風景。
今日は6時半の時点で2台しか停まってませんでした。
雪の量は2mは余裕でありますが、例年と比べてどうなのか分かりません。
やはり、滑って楽しかった~ってその場限りの思い出ばかり、ちゃんと記録しておかないとね。
まあ、まだまだ行けるってのは間違いないでしょう♪

そういえば林道の除雪はまだ始まってなかったのですが、それらしき重機がゲート前に置いてあったのでそろそろ始まるのかも。
とりあえずいつも通り段々畑(?)から田茂木池に上がります。

雪はまだタップリ、嬉しいね~。

田茂木池の台地 7:30

作業道と思わしき道を30分で田茂木池の台地。
この解放感、いいね~。

さて、どこから登るか悩みましたが雪がまだ堅かったのでメジャーな西の沢はパス。
最初のトラバースが怖いのでね。
せっかく天気いいので見晴らしのいい尾根から登りましょう♪

尾根取り付き 7:50

謎の小屋の裏から尾根に取り付きます。
この青空とブナの森、白い雪面のコラボが絶妙で何度も来てしまうんです。

もうね、見事なブナの木ばかりで目移りしっぱなし・・・
巨木の谷に比べれば大きさという面では見劣りしますが、それでも普通の山にあったら「なんとかブナ」とか名前がついてそうな立派な枝ぶりのブナばかり。

やっぱり尾根ルートいいわあ・・・
この明るい解放感とブナの森、楽しい登り。

鍋倉って癒しのブナ林なんだけど結構な傾斜。
テレマーク初心者向きの斜面て頂上直下の斜面くらいなんじゃないの?
この尾根も御多分にもれず急で、谷向きキックターンも板についてきた感じ。

そんな急な尾根も1時間くらい。
「巨木の谷」の上に出ると傾斜もおとなしくなって快適に登れます。
さ~て、ここからが鍋倉のハイライト。
見事なブナ林を愛でながら頂上まで至高の登高が続きます。

ハーフパイプの辺りからはブナの枝に霧氷がついてて更にキレイに・・・
キレイなんだけど今朝の冷え込みが強烈だった証拠、「北面の雪はカリカリだろうな」とちょっと複雑。
でもブナに付いた霧氷は息を飲むような美しさ、やっぱり雪質よりもこっちが優先ですよ。

ハーフパイプを抜けると一気に視界が開けて志賀高原や越後の山々が目に飛び込んできます。
こんな景色をバックにもう頂上はすぐそこ、なんとも至福のひと時・・・

鍋倉山 10:00

頂上に着けば妙高と火打がド~ンとお出まし、頸城方面の山々を辿っていくと日本海まで一望のもとに・・・
たった1300mの山とは俄かに信じ難い超絶絶景が目の前に展開します。

妙高(左)火打(右)

越後の山々

関田山脈

日本海

いや~もう360度の絶景、堪能しました。

この日は空気は少し冷たかったですが風もなく、頂上でまったりするには申し分ない環境。
今朝の冷え込みで雪が堅かったので、緩むまで頂上でゆっくり時間を潰します。
あ~~なんて幸せなんだ~・・・

例によってジェットボイルでお湯を沸かしてコーヒータイム♪
シールも休憩中に乾くくらい、結局1時間も滞在してしまいました。
この時期の頂上は雪のおかげで結構な広さ、時間も早かったのでそれほど混まなかったです。

さて、お楽しみの滑降。
まずは天空に飛び込むかのようなロケーションからスタート。
なんとも絵になるねえ・・・
まあ、すぐにブナのツリーランに移行するんですがね。

気になるブナ林の雪質ですが、やはりこの時期は雪降らない方がいいですね。
イイ感じのザラメ雪と2日前の新雪のミックス。
新雪はもはやパウダー感ゼロの湿雪でした。
こうなると新雪は邪魔そのもの、これがなければ極上ザラメだったでしょうね。
まあ、こればかりは仕方ない。

登ってきた尾根の南側の斜面で滑って登って・・・
最近はモナカ雪とか最悪の雪でなければ極力たくさん滑るようにしています。
やっぱりザラメと軽いパウダー以外滑れないんじゃ山では楽しめないからね。
そういう意味でもステップ板なら何度もチャレンジできるので都合がいいです。
シールなしでも結構登るので機動力もあって山ではこれ以外考えられない今日この頃。

2時間ほど楽しんで(苦しんで?)から下山しました。
登ってきた尾根沿いに往路下山ですが、雪もすっかり緩んでザクザクの1歩手前といった感じ、傾斜も強いので苦労しました。
妻なんか方向転換はほとんどキックターンでしたからね。
まあ、山では斜滑降とキックターンができればなんとか降りてこれますが。

道草食ってたおかげで、頂上を発ってから3時間半、14時半に下山完了。
駐車の列は空きがたくさんあって、すでにお帰りになった皆さんも多数いたようです。
帰り際に車窓から確認すると集落への入口まで駐車の列は伸びていましたね。
やっぱり人気あるな~鍋倉。


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