月曜に有給とって苗場山へ。
草紅葉の頂上湿原を期待してたら望外の雪景色♪
2021/10/18(月)《苗場山》
小赤沢3合目登山口(3:12)~頂上湿原(6:05)~苗場山▲(7:10~8:05)~小赤沢3合目登山口(10:52)
今週末は月曜に有給とって3連休。
でもこんな時に限って天気に嫌われ日曜が雨。
仕方ないので土曜はファットバイクで山梨の極上トレイルライド、雨の日曜は移動日にして、少し松本からは遠くてなかなか行けなかった苗場山に登ってきました。
日曜は1日降ったり止んだりで気をもみましたが、その雨が苗場山では雪だったようで、薄っすらと雪化粧した頂上湿原を歩くことができました。
冬には深い雪に閉ざされ容易に近づけない苗場山の冬景色、夏山の延長のような登山で拝むことが出来た幸運に感謝です。
前日に小赤沢3合目登山口入り
雨の日曜日ということで、この日は登山口までの移動日に。
松本から秋山郷までは同じ長野県なのにえらく距離があり、下道で4時間以上かかりました。
秋山郷までの道は狭いところが多く、車のすれ違いに神経を使います。
小赤沢登山口への林道入口には苗場山の看板が・・・
この看板で左折して林道に入ります。
林道は全線舗装ですが幅は狭くすれ違いに要注意。
ところどころに退避帯があるので対向車が見えたら退避帯で待っていることをお勧めします。
この日は雨だったこともあり、ほとんどすれ違うことなく駐車場まで行けました。
小赤沢3合目の駐車場はダートです。
かなり広くて50台以上停めれそう。
トイレも男女別、和式の簡易水洗ですが清潔でした。
明日に備え8時頃には就寝。
寝入った頃はまだ雨が降っていて、はたして予報通り晴れるのか不安なまま眠りにつきました。
朝起きたら星空。ヘッデン歩行で出発。
翌日は2時頃に目が覚めてしまい、フラッと外に出たら満天の星空・・・とまではいきませんがかなりの星が出てるではないですか。
早速妻を起こしヘッデン歩行で出発です。
いきなり上越の山の洗礼を浴びます。
ぐちゃぐちゃの登山道、こんなこともあろうかと長靴で来て良かった。
雨上りということもあるけれど、全編ぐちゃぐちゃの登山道なので、ここは長靴がいい感じ。
驚いたことに4合目から早くも雪が出てきました。
昨日そんなに冷え込んだ感じでもなかったのですが、こりゃ頂上まで結構大変だな。
こんなこともあろうかとチェーンスパイク持ってきてて良かった。
まさかこんなに早く使うとは思わなかった。
まだ本格的な冬山になる前の中途半端なこの時期、地面が凍ったり、薄氷が張ったり、今回のように雪が降ったりすることもあるので、ザックに一つ忍ばせておくと安心ですね。
軽くてかさばらないのでお気に入りの逸品です。
登山道は結構シブくて急登とトラバースが連続する感じ。
急登の部分は鎖場もあったりして滑落注意。
雪の付いた急斜面を慎重に超えてるうちに夜が明け、出発から3時間弱でついに頂上湿原の一角に登り上げました。
もう草紅葉どころか雪原のような雰囲気。
朝日に照らされてキラキラ輝く雪原にしばし見とれます。
頂上までの1時間、絶景の湿原歩き
池塘も凍ってますね。
草に付着した雪は「エビのしっぽ」のようになってて昨晩の気象の厳しさが想像されます。
これから頂上まで、標高差は100mくらいなので緩やかな登りが続き、絶景を眺めながらの至福のひと時です。
と思いきやちょっと嫌な区間もあって・・・
湿原の中に樹林帯があって、ここの道が大岩混じりで歩きにくく、早くこの区間を抜けたいと気が焦ります。
樹林帯を抜けてしまえばあとは緩やかな木道を辿るのみ。
苗場山に到着♪
駐車場から4時間かかりました。
頂上は高い木に囲まれてあまり眺めはよくありません。
まあ、この山は頂上湿原一帯が山頂といってもいいくらい。
ここに来るまでの絶景歩きが最高でした。
というわけで湿原まで戻って、眺めのいいテラスでコーヒータイム。
気温は低かったですが、風が穏やかだったので景色を眺めながらゆっくりとしたひと時を過ごせました。
下山は紅葉と新雪のコラボを楽しみながら
1時間ほどのコーヒータイムを楽しんだら下山にかかります。
まだまだいい天気、湿原の風景を目に焼き付けつつゆっくりと下っていきます。
湿原をあとにすると今度は紅葉の木々に新雪がまぶされて何ともいい景色。
高いところの紅葉は散り始め、それでも陽光に照らされてキレイです。
紅葉は4合目付近がいい感じでしたが、まだ少し早いかな。
来週くらいがいいかも。
今回は紅葉に関しては高いところは終わってて、だからといって低いところはまだ早い感じで、ちょうど見頃っていうところが無かったです。
3時間ほどで下山終了。
平日ながら10台ほどが駐車していました。
さすがに人気の山ですね。
苗場山は「かぐらスキー場」からが東京からのアクセスもよくてメインルートでしょうが、こちら秋山郷からのルートもまずまずの人気のようです。
駐車場までの細い林道が厄介ですが、駐車場は広いし標高差も800mくらいなので、お手軽に登れる感じです。
頂上湿原の草紅葉を期待してたら、まさかの冬景色だった苗場山。
また行くことがあっても今回のような幸運には恵まれないんだろうなあ・・・
本当に山登りは1回1回が一期一会、次にどんな光景に出会えるか楽しみにまた登るんですね。
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