待ちに待ったGW到来!
我が家は5月1日からの5連休。
1日目は夜勤明けのため移動のみ、北信は飯山へ。
あくる5月2日は鍋倉高原でBCクロカンに興じ、翌日は雨飾山の麓でテレマークスキー。
両日とも寒気が入って雨模様、雨飾山に至っては雪!という全くさえない天気。
特にこの時期の雪は、イイ感じに仕上がっていたザラメ雪を台無しにする全然ありがたくない代物。
これはもうスキーは諦め登山に方針転換ということに。
そうとなればGW中唯一の晴れが約束された今日、穂高連峰の絶景を拝むべく蝶ヶ岳へ。
期待したほどの青空ではなかったですが、新雪をまとった槍穂を拝むことが出来ました。
今回のルート 三股駐車場から往復
【蝶ヶ岳】
2021年5月4日(火)
三股駐車場(5:09)~三股登山口(5:20)~ゴジラみたいな木(5:47-5:59)~まめうち平(7:10-7:25)~蝶沢(8:11)~第2ベンチ(9:12)~最終ベンチ(9:45)~蝶ヶ岳(10:15-10:55)~最終ベンチ(11:32)~第2ベンチ(12:00)~蝶沢(12:31)~まめうち平(13:03-13:27)~ゴジラみたいな木(14:14-14:30)~三股登山口(15:00)~三股駐車場(15:13)
頂上までの標高差 約1400m
頂上まで5時間(往路)
頂上から駐車場まで4時間半(復路)
駐車場情報
【三股第一駐車場】
こちらのサイトに詳しく載ってます。
参考までに今日(5/4)の状況です
今年はコロナ禍ということでいつものGWとは状況が違うと思いますが、ご覧のように朝4時半の段階でほぼ満車状態。
辛うじて数台の空きがある状況でした。
ポンコツ政府の外出自粛要請、効果のほどは知れませんが、やはり三股は混みますな。
いつものGWなら、とっくにかなり下の第2駐車場行きと思われます。
我々もここはいつも車中泊です。
自宅から50分なのに車中泊・・・
【トイレ】
24時間使用できます。
浄化槽式の水洗なのかな(洋式)。
大用は1つしかないのでタイミングによってはかなり混みます。
林道からスタート、登山道は吊り橋まではユッタリ
朝4時起床。
簡単な食事を摂って手早く出発です。
駐車場の奥の林道から登山スタート。
10分程で三股登山口。
こちらで登山届を提出します。
トイレもあるので駐車場でうまく処理できなかった場合はココでって手も。
和式のボットンなので出来れば駐車場で済ましておきたいところ。
しばらくは沢沿いのみちをユルユルと。
この先の吊り橋を渡ると一気に急登が続きます。
準備運動のようなもんですね。
まめうち平の下から雪が・・・アイゼン着けるべきだった
吊り橋を渡ると急登の連続。
こんな階段もあったりして、急激に高度を上げていきます。
歩き始めから40分、休憩適地のゴジラ。
ベンチもあるので最初の休憩はいつもここで。
まめうち平の200mくらい下から早くも雪が出てきました。
こちらは北面ということもあってかキックステップが効かない堅い雪。
結構な急斜面をトラバースしていくのでかなり危なかった。
ここはすぐにでもアイゼン着けるべきでした(反省)。
ここを抜けたあとアイゼン装着したらサクサク登れて、むしろ雪歓迎って感じ。
まめうち平からは雪山登山
ゴジラから1時間10分でまめうち平に到着。
アイゼン着けなかったらもっとかかってたな。
ここまでの急登で、疲れた体にちょうどいいタイミングの休憩場所です。
しばらくは平坦なまめうち平。
でもここを過ぎたらいよいよ急登地獄が始まります。
ここからは完全な雪山モード。
蝶沢も完全に埋まってます。
いつもは階段が連続して辟易するのですが今日は雪で埋まってて・・・
トレース上の雪は堅いのでアイゼンでガシガシ登れて快適快適。
とはいえ傾斜はごまかせないので息はハアハア、時折立ち止まったりしながら。
もう延々と急登が続くので一気に飛んで・・・
まめうち平からおよそ2時間半。
こんな絶景のなか登ってます(笑)。
本当はここまで2時間以上の下積み生活を耐えてきてるんですけどね・・右手には常念岳、振り返れば安曇野平野が広がっています。
もうここまで来れば頂上はすぐそこ。
お目当ての槍穂は本当に最後の最後まで姿を現しません。
それを夢見ながらの至福の登り。
薄曇りの山頂なれど槍穂はバッチリ
もうね・・こういう頂上一歩手前の稜線歩きが大好きで。
しかも晴れてたりすると高揚感ハンパないですね。
この向こうが槍穂の大パノラマだと思うと、なんだか進むのがモッタイナイような。
頂上到着です。
青空とは言い難いけど雪をまとった穂高連峰、充分に美しく迫力もたっぷり。
ここまで5時間ちょっと、急登続きでいつも大変だけど、この景色を見るためならそれもいいかな。
出来ることなら毎週来たいくらい。
くまこも満足そう・・・
下山は久しぶりの登山で足ガクガク
何しろこの冬はスキー三昧だったもんで、特に下山に関してはスキーでシャ~と降りるのと、「自分の足で一歩一歩」ってのとは大違い。
足がガクガクいって、「やっぱり歩きもせんとダメだなあ」と痛感。
結構な急斜面をアイゼン効かせてガシガシと。
トレース外すとズボズボ潜るので、トレースを直に下降する形。
急斜面を真正面向いて降るので結構怖い。
まめうち平まで一気に降りてきました。
ここまで来ればもう大丈夫、とアイゼン外しましたがすぐ下の斜面で着けなおし。
油断大敵です。
このあとゴジラでも休憩し、やわな足を労りながら無事下山。
15時15分の駐車場は流石に空き空き。
今日同じ時間帯で登った人の中では1番遅い帰還かも、ってくらいノンビリ登って降りてきました。
荒れたGWだった今年の大型連休。
最後に槍穂の絶景を目の当たりにできて最高の終わり方ができました。
残雪期の蝶ヶ岳は初めてでしたが、階段が雪で埋まり非常に快適に登れました。
疲れるのは一緒ですけどね。
くまこの動画も見て~
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