人生初の中央アルプスは木曽駒へ。
人混みを避けたかったので、千畳敷からの超メジャールートではなく、木曾側から登ってみました。 途中にきれいな避難小屋があるとのことで、1泊2日で余裕の行程です。
思惑通り、すれ違う人も稀な静かなルート、小屋も貸し切りでゆっくり出来ました。
頂上の展望は雲海が綺麗だったけど、その分、山岳展望はそこそこって感じでした。
見晴らしは非常にいいので、天気がいい日に再訪したいものです。
〈当日の軌跡〉
駐車場
木曾冷水公園の上
キャンプ場の管理棟から更に登っていくと突き当りに登山口があり、広い駐車場の隅っこに登山者用の駐車場があります。8台ほど駐車可能。
とはいえ、凄く広い駐車場なので、どこに停めても問題なさそうですが・・・
トイレ
冷水公園キャンプ場にあり。
登山口にも仮設がありましたが、状態は未確認。
7合目避難小屋
10人くらい泊まれそうな清潔な小屋です。
今年は水不足からか、水は使用できませんでした。
普段なら飲用は無理でも炊事用なら出てるようです。
トイレは小屋のすぐそばに2基あり、1つは水洗らしいでのすが水不足で使用できず、和式のボットンのみでした。
避難小屋までは展望なしで我慢の登り 9/22 1日目
木曾冷水公園を8時40分に出発。
今日は7合目の避難小屋まで行けばいいので余裕の出発です。
それにしても登山口の冷水公園が素晴らしすぎる。
キャンプ場になってるのですが、見たところ広大な敷地にしっかりと整地されたサイト、なんといっても無料なのが素晴らしい。
標高も1300mあるので、夏でも夜は結構涼しくなりそう。
まだ泊まったことはないのですが、いつまでも無料でいて欲しいキャンプ場です。
石がガシャガシャした歩きにくい林道を1時間で幸ノ川の徒渉点。
対岸の尾根につけられた登山道にとりつきます。
4合目までの標高差100mほどが、浮石混じりの急登できつい。
その後は尾根を忠実に辿る形で、急登になったり多少緩くなったりを繰り返しながら高度を上げていきます。
避難小屋までの道中に、顕著な休憩場所は驚くほど少ないです。
特に急登続きの前半にないのが辛い所。
尾根に取り付いてから1時間、ちょっと頑張った先にあるのが力水です。
広いスペースにしっかりしたベンチが設置されてるので、最初の休憩にお勧めの場所です。
力水と言っても、水は出てなかったです。
ここが4.5合目、この後はちょくちょくお休み場が出てきます。
終始樹林帯の中を登っていくので景色が全くないのが辛い・・・
我慢の登りが延々と続き、避難小屋はまだかまだか・・・と自問しつつ登っていくと・・・
樹林の中から、突然ほっこりと避難小屋が姿を現しました。
冷水公園から4時間10分、ようやく到着です。
これで今日は行動終了、下山もしなくていいってのは楽だなあ・・・
小屋の中は綺麗に掃除されてて凄くキレイです。
部屋はロフト含めて2階建て、収容人員で無理がないのは10人までかなあ・・・
あまり広くはないですが、混んでなければ超快適です。
この日は貸し切りでした。
寝具はないですが銀マットが10個ほど置いてあります。
左の建物が小屋で、右がトイレ。
今年は水不足で水が出ませんでした。
ゆえに水洗トイレは使用禁止、右の和式ボットンのみ使用できました。
管理人がいない割には清潔で、匂いもそれほど気になりませんでしたが、やはり水洗トイレは使いたかった・・
ちなみに景色はほとんどありませんので、早く着くと暇つぶしが大変。
私はコーヒーを何度も入れてウイスキーをチビチビ注いでいたら、いつの間にか暗くなってましたが・・(;^_^A
木曽駒ケ岳は展望抜群ですが雲海でした・・・ 2日目 9/23(土)
いよいよ木曽駒ケ岳へ・・・
出発は4時50分。
朝食は摂らずに、どこかいい所があればそこで摂る予定です。
事前に8合目までがあまりいい道じゃないことは調べ済みだったので、食事しながら明るくなってくるのを待つ作戦です。
30分ほど歩いたところで、まるで「天狗の踊り場」とでも表現したくなるような眺めのいい岩場に出ました。
もちろんここで朝食としました。
今まさに日が昇ろうとしてる光景を眺めながら・・・最高の朝飯です。
食事をしているうちにすっかり明るくなり、左に切れ落ちたトラバース道を進みます。
ところどころ崩壊気味だったり、ロープに頼って登る所もあったりしますが、慎重に進めば大丈夫です。
稜線直下まで登ったり下ったりで、ちっとも高度が上がらない頑張りがいのない区間です。
我慢のトラバースを1時間半、ようやく稜線直下まできました。
この区間さえなければ何度も来たくなるようなルートなんだけど・・・
ともあれ、ここからは標高差150mを一気に登りあげます。
稜線に上がれば南側の展望が一気に開けます。
頂上までの至福の稜線歩き・・・
雲海が広がり、見渡す限りの展望です。
頂上に到着。
ここまですれ違った人はゼロ、晴れの土曜日にして恐ろしいほどの人気の無さです。
山頂まで来て初めて人に会った形ですが、これ以降はどんどん人が増えていきました。
ロープウェーで来る人が次から次に上がってきてるようで、木曾側とのギャップに驚くばかりです。
頂上は無茶苦茶広いので、何人いても大丈夫。
肝心の展望は、雲海ばかりで山々は見えなくて残念。
空木岳が見えてたのがせめてもの救いでした。
まあ、眺めが良くて気持ちよかったので贅沢は言うまい・・・
360度の展望が楽しめるのは間違いないので、今度は天気がいい時に来よう。
頂上には30分ほどいて下山しました。
この下山してる時の風景がこの日の1番だった。
稜線直下の斜面、ここ、紅葉した凄いことになりそうです。
残念ながら紅葉についてはまだまだ色づき始め、来週から再来週にかけてが見頃になりそうです。
避難小屋に泊まって余裕の行程で登った木曾駒ケ岳。
残念ながら頂上の景色はイマイチでしたが、ポテンシャルは感じたので天気がいい日に再訪したいものです。
とはいえ、このルートは2度はないかなあ・・
避難小屋は素晴らしいのですが、7合目からのトラバースが印象悪し。
1時間以上も続くからねえ・・・
登るなら他のルートから。
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