かねてから秋晴れの日に歩きたいと思っていた、蝶ヶ岳から蝶槍の稜線を歩いてきました。
蝶ヶ岳の登山口は自宅から30Km ほどで、実は1番近い北アルプスの峰なのかも・・・
それが縁で、これまでに何度も登ってはいるのですが、いつも蝶ヶ岳まで登って満足して、あの蝶槍までの稜線は歩いていませんでした。
残念ながら、穂高の峰々はよく見えていたのですが、上空には雲が掛かってしまってて、青空のもとで歩くことは出来ませんでした。
それでも迫力満点の山岳展望ではあるのですが、やはり秋晴れのもとで歩きたかったです。
まだまだ心残りではあるので、「また機会があれば登れ」、ということなのでしょう。
〈GPSログ〉
駐車場
三股駐車場(第一駐車場)。
平日なのもあり、ガラガラでした。
トイレ
洋式水洗。24時間使用可。
10分ほど林道を進んだ登山口にもトイレあり。
三股を4時45分に出発。
いつの間にか夜明けが遅くなって、この時間だとまだまだ真っ暗。
30分ほどでゴジラに到着。
ここまでも真っ暗でした。
ここにはベンチがあるので、最初のお休みにピッタリです。
5時半頃になってようやく空が白んできまして・・・
この朝を迎える瞬間を、目の当たりにできるから早出はいいよねえ・・
恐ろしく手入れの行き届いた登山道を快調に飛ばします。
途中、まめうち平という休憩適地があるんですが、暑くもなく疲れてないので、素通り。
蝶沢あたりから雪が出てくると共に、地面が凍結してきました。
この辺りで標高2100m、もうこの標高以上に行くなら、何らかの滑り止めは必須です。
この時期、必ずザックに忍ばせておくのが、モンベルのチェーンスパイク。
ちょっとした氷や雪、凍結した地面などに威力を発揮します。
今回は雪が深い可能性も考慮して、重登山靴をザックにぶら下げてきました。
結果、そこまでの雪ではなく、終始アプローチシューズで通すことが出来ました。
雪が主体でない登山道を、重登山靴で歩くのは苦痛でしかないので、これは助かりました。
3時間10分ほどで稜線に到着。
稜線にあるテント場は景色も良くて最高でしょうねえ・・・
昨夜は日曜ということもありガラガラです。
それにしてもテンバ料金が2000円とは・・・
飯豊では同じ料金で超快適な避難小屋生活が楽しめます。
更に言えば、地元の山に2000円掛けてまで泊まれないよなあ・・
稜線に出た所で、既にそこが頂上みたいなのが蝶ヶ岳。
適当な所に腰かけて大休止。
穂高を眺めながらの贅沢なひと時。
今日はよっぽど酷い天気でなければ蝶槍まで行く予定だったので、休憩が終わったら稜線歩き開始です。
う~ん、どうにも雲が多めで、すっきりした秋晴れでないのが残念。
ず~と穂高を眺めながら歩けるのですが、もうちょっと晴れてて欲しかった。
最高の天気ではなかったですが、大迫力の山岳展望を楽しみながらの稜線漫歩でした。
特に問題なく蝶槍に到着。
基本的には蝶ヶ岳から蝶槍まで、景色の変化はほとんどありません。
若干、蝶槍のほうが槍穂の見える角度がいいかなあ・・という程度。
よっぽど天気が良くなければわざわざここまで来なくてもいいな、というのが正直なところです。
ただ、日本有数の大展望の稜線歩きであることは確か。
下山に入って黙々と下るのですが、標高1500mくらいからの紅葉が綺麗でした。
既に葉が落ち切ってしまった木も多く、密度としてはそれほどでもない今年の紅葉ですが、綺麗な木はそれなりに残っており、目を楽しませてくれます。
三股の駐車場もいい感じに盛ってて、ちょうど見頃でした。
何度も登ってる蝶ヶ岳ですが、不思議と頂上で文句なしの晴天に当たらないんだよなあ・・
今回も悪くはないんですが、満点ではない天気でした。
次こそはスッキリ晴れた青空のもと登りたいものです。
そんな時なら、蝶槍までの稜線漫歩も、今日以上に素晴らしい気分で楽しめるはず・・・
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