【蝶が岳】穂高連峰を眺めながらの稜線漫歩 2023/10/23(月)

山登り

かねてから秋晴れの日に歩きたいと思っていた、蝶ヶ岳から蝶槍の稜線を歩いてきました。
蝶ヶ岳の登山口は自宅から30Km ほどで、実は1番近い北アルプスの峰なのかも・・・
それが縁で、これまでに何度も登ってはいるのですが、いつも蝶ヶ岳まで登って満足して、あの蝶槍までの稜線は歩いていませんでした。
残念ながら、穂高の峰々はよく見えていたのですが、上空には雲が掛かってしまってて、青空のもとで歩くことは出来ませんでした。
それでも迫力満点の山岳展望ではあるのですが、やはり秋晴れのもとで歩きたかったです。
まだまだ心残りではあるので、「また機会があれば登れ」、ということなのでしょう。

〈GPSログ〉

駐車場
三股駐車場(第一駐車場)。
平日なのもあり、ガラガラでした。
トイレ 
洋式水洗。24時間使用可。
10分ほど林道を進んだ登山口にもトイレあり。

ゴジラみたいな木 5:15

三股を4時45分に出発。
いつの間にか夜明けが遅くなって、この時間だとまだまだ真っ暗。
30分ほどでゴジラに到着。
ここまでも真っ暗でした。
ここにはベンチがあるので、最初のお休みにピッタリです。

夜明け 5:35

5時半頃になってようやく空が白んできまして・・・
この朝を迎える瞬間を、目の当たりにできるから早出はいいよねえ・・

蝶沢 6:35

恐ろしく手入れの行き届いた登山道を快調に飛ばします。
途中、まめうち平という休憩適地があるんですが、暑くもなく疲れてないので、素通り。
蝶沢あたりから雪が出てくると共に、地面が凍結してきました。
この辺りで標高2100m、もうこの標高以上に行くなら、何らかの滑り止めは必須です。

この時期、必ずザックに忍ばせておくのが、モンベルのチェーンスパイク。
ちょっとした氷や雪、凍結した地面などに威力を発揮します。
今回は雪が深い可能性も考慮して、重登山靴をザックにぶら下げてきました。
結果、そこまでの雪ではなく、終始アプローチシューズで通すことが出来ました。
雪が主体でない登山道を、重登山靴で歩くのは苦痛でしかないので、これは助かりました。

テント場 7:55

3時間10分ほどで稜線に到着。
稜線にあるテント場は景色も良くて最高でしょうねえ・・・
昨夜は日曜ということもありガラガラです。
それにしてもテンバ料金が2000円とは・・・
飯豊では同じ料金で超快適な避難小屋生活が楽しめます。
更に言えば、地元の山に2000円掛けてまで泊まれないよなあ・・

稜線に出た所で、既にそこが頂上みたいなのが蝶ヶ岳。
適当な所に腰かけて大休止。
穂高を眺めながらの贅沢なひと時。

今日はよっぽど酷い天気でなければ蝶槍まで行く予定だったので、休憩が終わったら稜線歩き開始です。
う~ん、どうにも雲が多めで、すっきりした秋晴れでないのが残念。
ず~と穂高を眺めながら歩けるのですが、もうちょっと晴れてて欲しかった。

蝶槍 9:00

最高の天気ではなかったですが、大迫力の山岳展望を楽しみながらの稜線漫歩でした。
特に問題なく蝶槍に到着。
基本的には蝶ヶ岳から蝶槍まで、景色の変化はほとんどありません。
若干、蝶槍のほうが槍穂の見える角度がいいかなあ・・という程度。
よっぽど天気が良くなければわざわざここまで来なくてもいいな、というのが正直なところです。
ただ、日本有数の大展望の稜線歩きであることは確か。

下山に入って黙々と下るのですが、標高1500mくらいからの紅葉が綺麗でした。
既に葉が落ち切ってしまった木も多く、密度としてはそれほどでもない今年の紅葉ですが、綺麗な木はそれなりに残っており、目を楽しませてくれます。
三股の駐車場もいい感じに盛ってて、ちょうど見頃でした。

何度も登ってる蝶ヶ岳ですが、不思議と頂上で文句なしの晴天に当たらないんだよなあ・・
今回も悪くはないんですが、満点ではない天気でした。
次こそはスッキリ晴れた青空のもと登りたいものです。
そんな時なら、蝶槍までの稜線漫歩も、今日以上に素晴らしい気分で楽しめるはず・・・


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