紅葉を眺めに、人気スーパーメジャー級の八方尾根に行ってきました。
お目当ての八方池の紅葉は今が見頃、池と白馬三山を一緒に眺めることも出来て大満足。
ついでと言ってはなんですが、唐松岳にも登ってと・・・
八方尾根の稜線ばりの展望はやはり凄い。
池から上の樹林帯の紅葉も美しく、山肌の草紅葉もまた見事!
秋の北アルプスを満喫しました♪
【当日の軌跡】↓
- 駐車場
黒菱駐車場 (無料)
ここまでの林道は狭く、すれ違い困難な箇所も多いですが、全線舗装です。
駐車場の時点で標高1,500m。
駐車台数200台。
前夜のうちに車中泊でしたが、朝5時の時点では20%くらいの駐車率。
下山時で(13時半頃)70%くらいでした。 - トイレ
カフェテリア黒菱内にあります。
水洗洋式(ウォッシュレット!)、24時間使用可。
自販機もありました。 - リフト利用料金
黒菱リフトだけなら往復900円(片道450円)
八方池山荘まで行くなら(黒菱+グラートクワッド)往復1680円(片道900円)とのこと。
※10/16で終了らしいです。
詳しくはhttps://www.happo-one.jp/trekking/kurobishi/
※2年前の同じ頃に登った記事で、その時に印象的だった点を羅列したのですが、今回も同様の感だったので引用しておきます。
1・アクセス容易
アクセスは非常に簡単。なにしろ天下の八方尾根スキー場がスタート地点ですから。
唐松岳は八方尾根スキー場の延長線上を辿っていくのですが、スタート地点は2か所あります。ゴンドラ利用と黒菱リフト利用の2か所。
ゴンドラ利用なら白馬村の麓の八方尾根スキー場の駐車場。こちらは本当に簡単。
ですが、ゴンドラ乗り場と駐車場は結構離れてたはずです(スキーの時期しか知らない)黒菱からだと(今回の私のルート)黒菱林道を車であがった黒菱駐車場。
すれ違い困難な林道をあがりますが、行った先の駐車場は広く(200台)、トイレもあります。いずれにせよ、スキー場がスタート地点なので、アクセスは分かりやすいです。
2・ゴンドラやリフトで高度が稼げる
ゴンドラにせよ黒菱リフトにせよ、これらの動力を利用すれば労せずして標高1,800mの八方池山荘にワープできます。
スタート地点が1,800m、頂上が2,696mですからその標高差「たったの900m!」
「たったの900m」とみるか、「900mも登るの?」とみるかは人それぞれですが、北アルプスの3,000m級で標高差1,000m未満で登れる山というと、立山か西穂高岳くらいでしょう。
体力的に楽な部類に入るのは間違いなし!
3・歩き始めから絶景が展開
なぜか八方池までは森林限界で、歩き始めからイキナリ絶景が展開します(多分「風が強すぎて木が育たない」から)。
八方池から先はしばらく樹林帯が続きますが、最初から絶景を眺めつつ登れるのですこぶる気分がいいです。
友達や家族を山好きにしたいならこんなルートが1番では。4・登山道の整備が完璧
特に八方池までは観光客が多く訪れるので、道の整備具合がハンパないです。遊歩道といっていいかと。
その後も良く踏まれた登山道が続き、稜線直下は細く両岸が切り立ってきますが、しっかりと整備され不安は感じないとおもいます。5・ルートの途中にトイレが2か所も
八方池までの途中にトイレ小屋が設けられており(水洗!)、稜線の唐松山荘のトイレも借りれるので、ルート中に2か所もトイレがあることになります。
おなかの弱い私には何より心強い!
唐松岳は人が多く見晴らしもいいので、立ちショ〇も難しく素直にありがたいですね。
なにしろ大人気の八方尾根、ゴンドラ組が上がってくると面倒なので早めの出発。
それにしても朝5時でヘッデン歩行の季節になってるんだねえ・・ぼやぼやしてるとすぐに冬になってしまうな全くも~。
まずはスキー場の作業道を上がっていくんですが、これがいきなりの急登でまいります。
はっきり言って、この山行で1番キツイのがここだったりします。
運動始めなのでゆっくりゆっくり、息が上がらないようにね。
薄闇に浮かびあがる白馬三山が我らの希望・・・いいねいいね~♪
スキー場を20分で黒菱のリフトトップ。
凄い急登の20分でした。
ここからは普通の登山道というか遊歩道、少しは楽に歩けます。
グラートクワッドの分を登って八方池山荘へ・・・
早くも五竜岳が姿を現し、展望の尾根道が始まります。
紅葉はちょうど見頃の様子、まだまだ早朝なので光が足りなくてくすんでいますが、帰りが今から楽しみ。
八方池までの道中も、山肌に陽の光が当たってきて紅葉が映える映える。
思わず足を止めて見入ってしまうな・・・
大人気スポットの八方池に到着。
ここまで2時間、アクセス良好で天下一品の絶景が楽しめます。
この景色が見たかった!
2年前は真っ白だったので、これでリベンジ完了、気持ちよく頂上を目指せます♪
池から登っていく途中で不思議な現象。
足元の雲に太陽が反射してなのか、自分が映ってる!
ブロッケン現象ってやつかしらん?
面白いけど、個人的には雲なんか無くて快晴の山登りがしたいんですけど・・・
八方池から丸山までは樹林帯が続く興覚め地帯なんですが、今日の紅葉はそんなことも忘れさせてくれるくらいお見事!
次から次に移り変わる赤や黄色の色彩が目を楽しませてくれます。
丸山からは尾根というよりは稜線のような展望が連続、素晴らしい絶景を眺めながらの至福の登り。
左手には五竜岳が聳え、その背後にちょこっと頭を出して鹿島槍。
特に五竜の存在感が抜きんでていて何度も何度も見てしまいますね。
右を見れば白馬三山。
こちらは登るにつれて三つのお山が重なってきてしまい、均整のとれた姿が崩れてしまいます。
やはり白馬を見るなら八方池のあたりがベストなんでしょうね。
とにかく抜群の展望を誇るこの尾根ルート、人気が出るのも頷けます。
稜線に出てみれば富山側は晴れ渡ってて、剱岳とそれに連なる山々が一望に。
もう頂上みたいな展望が広がり幸せ感いっぱい。
もちろんあとちょっとで頂上なので先を急ぎます。
唐松岳に到着。
駐車場から4時間半、標高差1200mの山にしては妙に時間がかかってますな。
急な所もあるけど、緩い所が多いのでこんなものか。
頂上からはやはり富山側の山々が気になります。
稜線に出るまでは見ることが出来ませんから、頂上では剱岳がよく見える場所で休憩しました。
もちろん五竜岳も。
この山が迫力という点では1番、次から次に雲が打ち寄せては消えていく様が眼前に展開します。
どうも白馬のほうは雲が掛かってしまっていまいち。
思えば2年前もこんな感じだったなあ・・
白馬には雲が掛かってるけど、概ね晴れで風もなく穏やかな頂上でした。
平日でもあり、ゴンドラ組がまだ上がってこない時間帯だったので人もそんなに多くなく、落ち着いた山頂でした。
名残惜しいですが下山にかかります。
山頂には45分ほど滞在、久しぶりに落ち着いて頂上の展望を楽しめました。
どうにも雲がまとわりつく1日。
見晴らしのいい尾根道を目の前の雲海に向かって下っていく形。
丸山の手前では、2羽の雷鳥がヒョコヒョコと飛び出てきてビックリ。
こんな所にもいるんだね。
再びの八方池はガスの中・・・
朝はいい天気だったのに何も見えません。
つくづく早く出てきて良かったな。
八方池から下はよく整備された遊歩道で、ゴンドラとリフトで上がってきた人々で大混雑。
実はこの遊歩道、足元が蛇紋岩という滑りやすい岩で、かなり神経を使いました。
八方池山荘周辺の紅葉も今が見頃、朝に比べて光が多くなってるので鮮やかさが増しており、楽しみにしてた甲斐があったというもの♪
スキー場の紅葉も素晴らしく、赤や黄色の紅葉を楽しみつつ下っていきます。
下山してきて仰ぎ見る黒菱ゲレンデ、こちらの紅葉も見頃を迎えてました。
妻はリフトで降りてきたのですが、リフト沿いの紅葉が凄かったとのこと。
素晴らしい展望に見頃の紅葉、八方池の景色も楽しめたし、さすがにスーパーメジャー人気の唐松岳でした。
驚いたのは平日なのに結構な数の人が登りに来てたこと。
下山時は次から次に登ってくる人とすれ違いました。
土日はどうなっちゃうんだろう・・・
駐車場も7割ほどは埋まってて、これまた土日が心配。
政府の旅行割も影響してるのか、いずれにしろシーズン中は平日限定の山だなあ・・・。
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