【爺ヶ岳】扇沢橋から往復(柏原新道) 2021/9/12(日)

山登り

毎年見たい爺ヶ岳からの剱!
も~、しびれっぱなしです。

2021/9/12(日)《扇沢橋~爺ヶ岳》
扇沢橋P(2:45)~種池山荘(5:30)~爺ヶ岳中峰(7:05ー8:05)~種池山荘(9:00)~扇沢橋P(10:45)
爺ヶ岳中峰までの標高差:1320m
登り所要時間:約4時間20分
降り所要時間:約2時間40分

全くノーチャンスだった先週末から1転、日曜のみですが待望の晴れマーク!

ここぞとばかり、今季初の爺ヶ岳に登ってきました。

ド迫力の剱と鹿島槍に大満足の1日♪

【爺ヶ岳】北アルプスの入門ルート、見える景色は1級品!日帰り登山でも大満足。

北アルプスの超メジャールートは前泊が吉

爺ヶ岳の柏原新道といえば北アルプスの初心者向きにして超メジャールート。
シーズン真っ只中の晴れの日曜となれば、無事に駐車できるかどうかが1番の核心。朝から右往左往するのも面倒なので前夜から乗り込みです。

扇沢橋の駐車場 前夜10:30

土曜の夜10時、まだ10台ほどの余裕がありました(ホッ)
駐車場の状況を確認できたので、扇沢駅まで行ってトイレを済ませます。
扇沢橋の駐車場にはトイレがないので、余裕があるときに駅で済ませるのがお勧めです。
ここのトイレはウォッシュレットで超快適です。

柏原新道登山口情報

登山口は、扇沢駅から歩いて10分ほど下った緑の鉄橋(扇沢橋)のたもとにあります。

駐車場 
鉄橋(扇沢橋)の両サイドにあり、大きいほうが30台(登山口へは鉄橋を渡る)、小さい方(登山口の目の前)が8台くらい駐車可。
シーズン中、休日の朝はこの2つの駐車場は早い段階で満車になります。
その際は、上下の沿道沿いに何か所か、路駐にならない程度の駐車スペースがあります。
それも埋まっていれば扇沢の駐車場利用ということになるかと思います。

トイレ水場
トイレ、水場ともに登山口にはありません。
扇沢駅が1番のお勧めですが、扇沢の手前ということになると大町温泉郷の公衆トイレも利用
できます。
こちらは、温泉郷手前の大橋を渡ったらすぐに右折し、100mくらい進んだ左側にあります。
こちらも清潔でお勧めです。

新しいヘッドランプで夜間歩行が快適に

さて、就寝11時の2時半起床。
わざわざ前泊したのにエラク早いですが、新しく購入したレッドレンザーのヘッドランプ(
MH5)の調子も見たいので、敢えて夜間歩行ということに・・・


前回の槍ヶ岳で少し試していて、なにしろ光量大の時の見え方が凄まじく、足を置く範囲ならほとんど昼間のような感覚で歩けます。
今回はもう少し長い時間試してみたいと思ったわけです。

柏原新道登山口 2:50

というわけで真っ暗な中出発。
夜歩くと暑くないのがいいですね。

期待のヘッドランプは絶好調!
光量が2段階あって、普段は光量小で使って、足元が不安なところでは光量大にするという使い方。
光量大にするとちょっとした崖があっても、昼間のようによく見えるので安心です。
バッテリーの持ちも光量小で40時間、大だと4時間(メーカー公証)。
充電できるうえに普通の単3乾電池も使用できる優れもの。
これなら夏山なんか稜線までは夜歩いて、頂上で日の出を迎えるなんてことが頻繁に出来そうです。

まあ、真っ暗なので何も見えませんから、サクサクと進みますが、途中休憩がてら星空を撮影してみたり。
肉眼だと山なんか見えないですが、写真にするとわずかな光をレンズが捉えてくれて、山稜がくっきり。
こりゃ快晴じゃないの、俄然やる気が充満してきます。

ガラ場

このルート上、1番厄介な2200m付近の「ガラ場」と呼ばれる場所。
ここでようやく明るくなってきました。
本当はここでもヘッドランプを試したかったけど、それにはもっと早起きしないと。
でも例え真っ暗闇でも全く問題なかった気がします。それくらい明るい。

早起きは3文以上の得 めくるめく稜線歩きを満喫

種池山荘 5:30

新しいヘッドランプと共に黙々と歩くこと3時間弱、稜線に到着です。
種池山荘は土曜日の宿泊客で賑わっていた模様、出発の準備をしている人も多数です。
まあ、小屋はスルーして、もう少し行ったところで休憩とします。

きた~、剱だよ剱!
これを見たかった。
ちょうど朝日があたって、雲のたなびきかたもダイナミック、もうこの時点で十分満足なんですけど♪
オレンジの屋根の種池山荘と相まって、いつまでも忘れがたい感動的な光景が展開します。

鹿島槍ヶ岳

剱もいいけど、それは絵葉書のような美しい光景、左手には更にド迫力の鹿島槍ヶ岳が屹立してて・・
振り返れば種池山荘と剱立山の絵葉書、左手には常に鹿島槍の雄姿があって、この稜線歩きを特別なものにしています。

穂高連峰

更に遠く穂高連峰まで。
2週間前の槍ヶ岳に思いを馳せつつ・・

もうこの稜線を歩けるだけで本当に幸せな思いに包まれます。

爺ヶ岳中峰2670m 7:05

稜線歩きが素晴らしすぎて、さっぱり歩が進まなかったのですが、頂上到着です。
山荘から1時間半もかかっとるに・・・それくらい稜線歩きが楽しかった。

頂上からは東の展望も加わって、文字通り360度の大展望!
浅間山方面、頸城の山々も見渡せ、安曇野平野も雲海の下から顔をのぞかせています。

剱を眺めながら、山頂での至福のひと時。

もちろん鹿島槍もより近くに。
こうして見ると本当に均整の取れた立派な山体。
惚れ惚れするようなカッコよさ、いつまでも見ていたい。

9月の山頂はもう秋の気配が立ち込めていて、風も冷たくダウンジャケットがいるほど。
それでも飽きることなく山を眺めて・・・本当に去りがたい山頂でした。

名残惜しいが下山します

山頂では1時間ほどまったり過ごしました。
名残惜しいですが山頂をあとにします。

稜線では少しずつ紅葉が始まってきているようです。

山荘まで行ってしまうともう剱は見納め、下山したいのにあまり早く降りたくない、複雑な気持ちに揺れます。


ちょっとテン場の様子見。
流石に土曜日の後だけあってかなりの密具合。
収容30張りほどかな、広くはないけど地面は平らで寝心地は良さそうです。

扇沢橋の駐車場 10:45

朝が早かったので11時前には下山してきました。
気になる駐車場ですが、おそらくは今日下山したであろう1台の空きがあるだけでした。
帰りに見たところ、路駐というか、路肩のふくらみに駐車してる車がそこかしこにある状態。
路肩だし、この道路が比較的広いためか、あまり通行の支障になるような感じではなかったです。

まあ、しばらくは「前夜泊が吉」って状態は続くでしょうね。


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