【GoPro10】使用して1年の感想 良かった所と悪かった所

ゲレンデスキー

GoPro10を購入したのが2021年の10月。
それ以来、山登りやMTBのトレイルライド、スキー等で毎週のように撮影してきました。
その模様は拙YOUTUBEチャンネル(旅クマ)に随時アップしています。

それまでは5年落ちのSONYのアクションカムがメインカメラでしたが、GoPro10に変えてから明らかに映像のクオリティが上がった印象です。

購入の前には様々な情報をかき集めて、アクションカムとして現状では最高の買い物をしたつもりでした。
情報通りの超強力な手振れ補正超広角の画角、性能面ではほぼ満足しているのですが、いくつか想定外というか期待外れの部分があるのも事実です。

世にはGoPro10についてのポジティブな情報は溢れていますので、ここでは、実際にGoPro10を使用してみての良いところと悪いところ(あくまで私にとってですが・・・)を紹介してみたいと思います。

GoPro10の期待外れだった部分

  • 低温に弱い
  • かなり頻繁に勝手に電源が入る
  • スマホのアプリ(QUIK)と連動できるが、録画中は画面が確認できない

この3点が最もよろしくない点、特に低温下での弱さについては、スキーが大好きな私にとっては致命的な弱点と言えます。

以下、具体的に述べてみます。

1・低温(マイナス10度程度)で機能しない

文字通り気温が低いと全く使えません。

先シーズンは長野県の栂池高原スキー場をメインに滑っていました。
このスキー場はかなり広大で、最上部の栂の森ゲレンデまで上がると標高1700mになります。
まあ、スキー場にしてはかなり高いですが、冬山としてみればまだまだ入口と言っていい標高です。
期待のGoPro、この程度の標高でも少し吹雪いてしまえばもうダメです。
電源入れた途端にピピピって音がしてディスプレイは暗転、ほとんど録画できてません。

おそらく気温はマイナス10度くらい、この程度の低温で使えないとは・・・
ちなみに5年ほど前に買ったソニーのアクションカム(HDR-AS200V)は大したもので、同じ条件下でも全く問題なく動作していました。

ただ、厳冬期といっても天気がよくて比較的寒くない日は撮影できました。
まあ、そんな時のほうが綺麗な絵が撮れるので、暖かい日に限っては問題はないんですが。
それでも長いこと録画してると撮影がストップすることが多かったです。

寒い日は撮影寸前まで懐にいれて温めていても、焼け石に水、すぐに撮影がストップしてしまいます。新発売のエンデューロバッテリーも試しましたが、従来品との違いは全く感じられなかったです。

当初はGoProをメインカメラにしてスキーの動画を撮る予定だったのですが、吹雪いたり、冷え込みが厳しい日は使えないことも多かったです。
そんな日は追いどりとか動きの激しい撮影は諦めて、iPhoneで止まったままの撮影をメインにすることになります。
GoProを買った時は、これ一つでOKだと思っていたのですが、実際は寒い日はiPhone、暖かければGoProもまあまあ使えるかな、といった感じ。
事前の想定とはかなり異なる、残念な結果になってしまいました。

もしかしたら低温に弱いのって私のGoProだけなのかも知れませんが・・・
スキーや山系のyoutubeをみると普通に撮れてるようですので・・・
とにかく私が購入したGoPro10は低温では使えませんっ(怒)

2・かなり頻繁に勝手に電源が入る

これも非常に困った現象でして・・・

何もしていないのに勝手に電源が入ることがかなりの頻度で発生します。
これは私のGoProだけの問題のようで、ネットで検索しても同じような症状を訴えてる事案に行きつきません。

ポケットに入れておくと、電源が切れる時のピピピって音で気づいて、それまでは電源が点きっぱなし・・・
5分で電源が切れる設定にしてるので、勝手に電源が入っても5分で切れるのですが、そのぶん確実にバッテリーは消費してしまいます。

なにかのタイミングで入ってしまうようで、それがいつなのか皆目見当もつかないので防ぎようがないです。

もうね、これって初期不良だよね、保証してもらおっか・・・・
ここで大問題なのがこのカメラ、いわゆるサブスクってやつで購入してまして・・
米国の本社との英語でのやりとりがハードル高し、カメラ交換したいくらいの気持ちですが結局は泣き寝入り。
バッテリーを多めに持っていって自己防衛に努めております。
やっぱりちょっと高いけど日本の代理店で買ったほうがサポートが受けれるので良かったかも。

3 スマホのアプリ(QUIK)と連動できるが、録画中は画面が確認できない

これもかなりふざけた仕様でして・・・
GoProとスマホをアプリ(Quik)で接続して画角も確認、いざ録画ボタンを押すとスマホの画面は真っ暗!
どうやって映ってるか分からんやんけ~(怒)
大体、スマホと連動してる時って、GoProを首からぶら下げたり、どこかしら体や物に固定しててGoProのディスプレイが見えないときでしょ。

そんなときにスマホでどうやって映ってるか確認したいのに、録画中は見れないなんて。

こんなクソ仕様とは思ってなかった、事前に知ってれば購入をためらうくらいのレベル。
ちなみに先述のソニーはその点まったく問題なく、スマホでも、別売りのモニターリモコンでもしっかり確認しながら録画できます(もっともこちらはカメラにディスプレイがないのでどっちが良いかは微妙ですが・・・)。

以上、実際にGoPro10を使用してみて、特に期待外れだった3点を挙げてみました。
事前にyoutube等で調べていた時、ほとんどのyoutuberはGoProのいい所ばかり出されていたので、「ちょっと違うじゃんっ」てところをあえて指摘してみました。
電源が勝手に入るとか、私は外れを引いたのかもしれません。
アメリカの製品ということで、品質に個体差もあるのかも・・・

アクションカメラとしての性能は大満足だったりする

とはいえ、購入して後悔してるかというと全くの逆でして・・・

とにかく手振れ補正が強力で、かなり激しく動きながらでもヌルヌルとスムーズな動画が撮れます。

5年前に購入したソニーのアクションカムで録った自転車の追いどりがこちら。
この映像はヘルメットの横にしっかりと固定して撮影しています。
まあ、これでも結構いい具合で、5年前の機種でも普通に見れる映像なのが流石です、ソニー。

HDR-AS200V(ソニーアクションカム)

そして我らがGoProがこちら。
こちらは先ほどのような首からぶら下げた状態で、カメラは自転車の動きに連動してかなり激しく動いています。

GoPro10

5年前のソニーと比べるのは可哀そうですが、首からぶら下げただけの状態でもスムーズな映像が撮れています。

やはりこの手振れ補正の優秀さは捨てがたい。
いろいろ不満点はありますが、いくつかの弱点に留意しながら、GoPro10をメインに使っていくしかない感じです。

ただ、何年か後に次もGoProを買うかというと絶対とは言えないのも事実です。
ソニーも進化してるだろうし、ほかにもいくつか出てますので、その時はまた悩むんでしょうねえ・・・

まあ、その時までにGoProが完全な製品になってたら悩まなくて済むのですが、無理だろうなあ・・





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