【金剛堂山BC】パウダーから重雪まで春のバックカントリー満喫　2023/3/3（金）

呉西で人気No1？の金剛堂山、結構尾根が細くて側面も急傾斜、藪も多めなので100％スキー向きの山ではないけど、道中のブナ林が抜群の雰囲気です。

ザラメが滑りたいのに前日に雪が降ってしまう・・・
朝早く登ったのでギリギリでパウダーが楽しめました。
それでも、稜線とブナ林で遊んでいるうちに流石に腐ってきて、後半は激重雪との闘いでした。
もうすっかり春ですねえ・・・

【金剛堂山BC】ザラメ滑りたいのに前日は雪・・・気温上がったけどギリギリでパウダー楽しめました♪

〈軌跡↓〉

〈駐車場〉
旧スノーバレー利賀スキー場の除雪スペース。
結構広く除雪してくれてます。
今日は全部で10台くらい。
トイレなし

旧スノーバレー利賀の除雪スペースに駐車。
もう営業していないスキー場なのに、結構広めに除雪してくれててありがたい限り。
５時くらいだとまだ除雪が終わってないかも・・と不安でしたが、無事に終わっててラッキーでした。
これで早く出れる、なにしろ今日は時間との闘いだからね。

駐車場から橋を渡ったら早速尾根に取り付き。
まだ真っ暗だしトレースもないので、ヘッデン頼りに登りやすそうな所をガムシャラに登っていきます。
昨日の雪は10Cmくらい、その雪の下はちょっとモナカ気味のクラスト斜面、藪を避けつつ急傾斜の尾根をキックターン多用して登っていきます。
登った感じではここは帰りに滑りたくないな、夏道がある栃谷に滑りこもう。

山行中、この最初の区間が一番キツかった・・・
４０分ほど苦闘してようやく夏道と合流。

　ブナ林の尾根、傾斜が緩い所もあればキツイ所もあって、基本的には左側が雪庇になっているので尾根の右の斜面を登っていく形。
左足ばかり酷使するので結構つらい・・・

この山、大体がこんな感じなので、滑り的には斜滑降が中心、スキー的にはあまり面白味はないかも。
まあ、それなりに素直に滑れる所もあるので、その辺は工夫次第か・・・

７時頃、お日様が出てきました。
やっぱり晴れるのか・・・・景色がいいのは嬉しいんだけど雪が・・・嬉しい葛藤。

片折岳まで登ってきました。
ようやく目指す金剛堂山を視界にとらえます。
まだまだ遠いなあ・・・

上のほうは霧氷がきれい・・・
青空とあいまって何とも言えない雰囲気・・・
冬の名残、いつまで見れるのかな。

金剛堂山に到着。
３時間半、今日はフルラッセルだったけど、軽い雪だったのでそんなに消耗はしなかった。

中金剛から奥金剛にかけての見事な稜線・・・これを見たかった。
秋に来た時もよかったけど、真っ白なこの稜線もまた格別。
やっぱ金剛堂山いいな・・人気があるのも納得です。

もちろん北アルプスもバッチリ。
こうしてみると一際立派な白木峰の向こうに静かに佇んでいます。
白木峰もいいな・・・いつか滑りに来よう。

呉西の山々の向こうには白山・・・は雲の中。
白山は残念ですが、手前の山々の連なりもなかなか、いつまでも見ていられる絶景でした。

天気がいいってことは雪が腐るのも早い・・・絶景を楽しむのもそこそこに、早速シールを剥がして滑ります。
中金剛のほうに下りて行って、風下にあたる東側の斜面にいい雪が溜まってました。
北アルプスに向かって滑るこのロケーション、このために登ってきたんだって納得いく一本です（合計３本でしたが）。
日が当たってかなり経っていたので、サラサラのパウダーではなかったですが、しっとりとした癖のない雪で楽しく滑れました。
あと１時間早かったらもっと良かったはず。

30分ほど遊んだら前金剛に登り返し。
いや～、楽しかった。
あまり遅くなると帰りの雪が極悪になりそうなので早めに切り上げました。

スッキリした稜線付近とは対照的に、帰りの尾根は藪がジャマで尾根も細く急な所が多いです。
斜滑降とキックターンで慎重に高度を落としていくのがメイン、時々スッキリした場所があるのでそこで滑りを楽しむって感じかな。

片折岳の下の斜面がよかったので、ここで何本も遊んでしまいました。
斜度、樹間ともにいい感じ、雪も北側の日陰だからかパウダーでした。
これがラストパウダー？いやいやまだ山には結構降るんだよな、早くザラメが滑りたいんだけど・・

登りに使った尾根は回避して栃谷へ・・・
この頃には雪は重雪になってまして、ターンすると転ぶので斜滑降とキックターンで下りてきました。
栃谷は最後に右岸から左岸に渡るんですが、スノーブリッジがそろそろ限界っぽかった。

旧スノーバレー利賀に帰ってきたら結構な数の車が停まってビックリ。
平日なのに10台くらいだったかな、すごい人気の山ですね。
このスキー場も登って滑ったら楽しそうだな。