まだまだ暑い日が続きます。
先日の立山登山の際、車中泊で扇沢に前夜泊しました。
標高1400mの扇沢なら涼しいだろうと思ったのですが、窓を閉め切ると暑くて寝られなかったです。
SUZUKIのエブリィという軽ワゴン車で、前の席用の網戸はあったのですが、この車、寝るときは後席をフラットにして寝ますので、後席の窓が開かないと暑いんです。
結局、その夜は後部座席の窓を開けたまま寝たのですが、妻が虫が入ってくるのを極度に嫌うため、網戸を作ってみました。
YOUTUBE動画をいくつか参考にさせてもらい、意外と簡単に作れましたので、車の網戸を自作したいという方がいれば是非参考にして頂ければとおもいます。
基本、どんな車種でも応用は効くはずです。
こんな感じの物が出来ます
まずは完成品を・・・
ベースとなる青い板はプラダンといって、プラスチック製の段ボールという感覚で使えます。
カッターやハサミで簡単に加工出来、プラ製ということで段ボールよりは断然丈夫にできています。
ホームセンターで安価で購入できます。(90cm×60cm2枚で780円)
これを窓枠に合わせて切断し、真ん中をくりぬいて、網を貼りつける感じですね。
では、以下作り方です。
まずは窓を採寸し、プラダンを切り出し
ちょっとびっくりしたんですが、エブリィの後部座席、写真のところまでしか開きません。
商用モデルで、本来後ろは荷物が乗るため、人の事はどうやら考慮外のようです。でも半分だけでも開いて良かった~。
まずは巻き尺で窓の採寸をします。
窓にはパッキンのゴムが付いていて、そのゴムに、プラダンの縁を押し込んで安定させるので、多少大きめに採寸した方が良いです(3㎜くらい)。大きいぶんには後から簡単に調整できますしね。
採寸した寸法をもとに、プラダンをカッターで切り出します。
室内作業だと、床が傷つくので段ボールを下に敷いています。
また、本当なら長い定規を当てて切りたい所ですが、無かったので、手近にあった木切れで代用しています。
性格上、ミリ単位の仕事は土台無理なので、これぐらいでちょうどいいのです。
はい、切り出し終了、それらしくなってきました。車の窓の右上と左上は半円状になっているので、適当にRを付けて切っておきます。ここは後で修正が効くので、適当でいいです。
網を貼ったらほぼ完成
切り出しが終わったら、くり抜いた窓の縁沿いに両面テープを貼っていきます。この時の両面テープは、網を本格的に固定する前に、網が動かないようにする程度の役割なので、薄い100均ので十分です。
両面テープを4隅に貼ったら、剥離紙を剥がし、網を仮固定します。網はこの際なんでもいいです。100均にもあるし、今回は引っ越して使い道の無い網戸を使っています。
今回、網の固定に使用したのはセメダインのスーパーX。こいつでガチッと網を固定します。
セメダインを両面テープの上にたっぷりと塗りたくり、
細長く切ってあったプラダンの端材を、上から強く押しながら貼り付けていきます。
4枠貼り付けたら、上に重しを載せて圧着。30分程待ちます。
30分経って、接着剤が乾いたのを確認し重しをとります。プラダンでサンドイッチすることで、網が完全に固定されています。
後は、はみ出ている網をハサミで切り離して一応の完成です。
はい、こんな形になりました。切り口が汚いのはご愛敬ということで。性能には1mmも関与しませんしね。
いよいよ窓に装着♪
いよいよエブリィの窓に装着してみます。
プラダンを窓のパッキンに押し込むようにして設置します。
切り出しの時に大きめの方が良いと言ったのは、多少大きくてもプラダン自体がしなって、いい感じでパッキンと押し合って一体化してくれるからです。
とはいえ、あまり大きく切りだすと入らないので、その場合は当たっている場所をハサミで切って調整します。プラダンはハサミやカッターで容易に加工できるのが嬉しいですねえ。
こういう加工で面倒なのが、曲がった所の処理。
慣れた人は、新聞紙とかで型紙を作ったりするみたいなんだけど。
面倒だったので、なんとなくの曲線で切ったら案の定、隙間になってます。
まあ、上はバイザーが被っているので、多少の隙間は許容範囲なんだけど、ばれたら妻に文句言われそうなので修正しておきましょう。
この赤い部分、ビニールテープを何枚かそれらしく貼って、R状にしています。これでバッチリ!!
はいっピッタリ。これも少し大きめに作っておくと、パッキンに押し込む形でしっくり馴染みます。
ジャジャジャジャーン、もう一方も同様にして、完成です。くまこも嬉しそうだぞ。
これで暑い夏の車中泊も、少しは快適になりそうだね。早く試したいなあ~。
まとめ
前からプラダンを使って車中泊グッズを手作りしたいと思っていたので、今回この網戸を作れたのは良い経験になりました。
結構適当に作っても、プラダン自体に弾力があって、しなるので、テクの無さをカバーしてくれるのが最高です。
今後、また似たようなグッズ(目隠しとか)の自作もしてみたいですね。
今回のDIYは、本当に簡単で、低予算で出来ました(1000円くらい)。
既成品を買ってしまえば1発で終了ですが、出かけられない休日に、試行錯誤、工夫するのも楽しいものです。
※後日、窓の目隠しと断熱を実現、こちらもよろしければどうぞ。
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