霧訪山(1305m)塩尻の隠れた名山 2020年11月8日(日)

山登り

この週末は土曜日が曇りのち雨、日曜日が晴れと、マズマズの予報でした。

高い山はもはや冬山仕様、こんな時は近場の里山で遊びます。

土曜日は落ち葉カサカサのトレイルをファットバイクで楽しみました。
(昨日の記事はこちら

快晴が予想される今日は、地元塩尻の名山、霧訪山に登ります。

「霧訪山」という名前が美しく、読み方も「きりとうやま」と素敵な響きをもったお山です。

この日は「かっとりコース」から登って、里山らしからぬ360度の展望を拝むことが出来ました。
ちょっと遠くて迫力には欠けますが、3つのアルプスが見渡せる里山は貴重です。

「かっとりコース」以外にも数コースあるようなので、また来たいですね。

当日の模様を動画にしてみました。よろしければご覧ください♪

【ぬいぐるみと行く】霧訪山 360度絶景の里山(かっとりコースより)

今回のルート かっとりコースから新道南沢コース下山

霧訪山
2020年11月8日(日)
北小野登山口(8:50)~かっとり城跡(9:15)~分岐(9:20)~霧訪山(10:00-11:00)~南沢出合(11:40)~分岐(12:00)~北小野登山口(12:20)
標高差 約430m
頂上まで1時間10分(往路)
頂上から駐車場まで1時間20分(復路)

駐車場から100mでかっとりコースの取りつき。
山頂まで1時間10分、下山は新道南沢コースを取りました。
新道南沢コースは標高差50mほどの登り返しがあるので注意です。
「距離が長い分傾斜は緩い」と思ったのですが、落ち葉で足元が隠されスリップしそうな斜面がいくつかありました。
またメインの「かっとりコース」に比べると道幅も狭く、少し歩きにくく感じました。
登り降りともに「かっとりコース」のほうが快適と思われます。

駐車場情報 北小野登山口

国道153号線を小野神社のあたりで西方向に曲がり、住宅街の路地と畑の畔道をいくと、駐車場があります。
カーナビがないと厳しいかな。
私のナビだと検索に出なかったので、GPSの軌跡を元にGoogleマップ上に地点指定して辿り着きました。

8時40分の北小野登山口

駐車台数20台。
この日は8時40分に到着したのですが、空きは5台ほど。
下山時もほぼ満車でしたが、往復2時間の里山ゆえ、回転率は高いと思われます。
運悪く満車でも、しばらく待ってれば空くかもしれません。

トイレ
簡易トイレがあります。

登りは「かっとりコース」を行きます

人気のある山らしく、駐車場にこんなルート図が。
ふむふむ、「かっとりコース」が最短で、うとう峠からのルートもあると。
そっちは長いな。
かっとりは直登気味で急登だな、帰りは迂回ルートの新道南沢ルートかなあ」と見当をつけて出発です。

駐車場の出口には「あと1600m」の看板。
大きい山だと「知らぬが仏」って時もありますが、こういう里山ではたいした距離じゃないので安心ですね。

今年は休みになるたびに天候不順でしたが、紅葉シーズン終盤になってようやく良い日に当たりました。
登山口周辺の紅葉が見頃で、すぐに山に入るのがもったいないぐらいです。

駐車場からすぐに登山道取りつきです。
人気の里山らしく、看板が多くて賑やかな雰囲気。
登山ポストの横には「木の杖」が置いてあり、自由に使えるようです。

道は階段登りからスタート。
全部で257段とのこと、途中まで数えていましたが、他の登山者と挨拶を交わした瞬間に忘れてしまいました(・_・;)

階段をこなしてしばらく行くと権現様が出てきます。
歩き始めから20分程、ベンチもあるので休憩もできます。

権現様から更に登って送電線に出ました。
ここにもベンチがあります。
見晴らしもよく、休憩していくのも一興ですが、まだまだ余裕なのでパス。


「かっとりコース」の由来は「かっとり城跡」からだったんですね。
こうした歴史を感じながら登れるのは里山ならでは。

新道南沢コースとの分岐点。
ここまで30分。
登りの行程もちょうど半分といったところ。
このまま「かっとりコース」を登ります。
新道南沢コースは山頂からの降りで使用し、ここに帰ってきます。

すぐに避難小屋。
こんな里山に珍しい!

そこかしこに休憩ポイントがあってマッタリ登るのにピッタリ。

「あと600m」から「あと400m」の看板の間は急登区間です。
とくに急ぐ理由はないのでユックリ登ってると、そのうち終わってました。

急登区間が終わって、しばらくは気持ちいい尾根道が続きます。
やがて頂上直下の最後の休憩ポイント。
遠くに美ヶ原が。
一息ついて最後の急登に取りつきます。

山頂は里山らしからぬ360度の展望でした

霧訪山頂上に到着。
ここまでコースタイム通りの1時間10分。
休憩ポイント多めで楽しく登ってきました。

天気は残念ながら快晴とはいかず、北アルプス方面が曇りがち。
それでもグルリ360度の展望で、とても1時間強で登れる里山とは思えません。

東に八ヶ岳

南アルプスに

中央アルプスも。

残念なのは穂高に雲がかかっていたこと。
晴れていればカッコイイんだろうな。

松本平野の南端も見下ろせ、美ヶ原も見えています。

ちょっと遠くて迫力不足は否めませんが、3アルプスをはじめ、八ヶ岳、美ヶ原といった日本の屋根を一望出来る里山はそうそう無いですゾ!

頂上はそれほど広くなく、10人くらいが定員といった感じ。
ベンチも売り切れていたので、少し降りたところでコーヒータイム♪
風も無く穏やかなひと時を過ごしました。

その間も次々に人が上がってきて、この山の人気ぶりがうかがえました。

帰りは新道南沢コースで~登り返しあります(大したことないけど)

そんな山頂で1時間ほど過ごしたのち、下山にかかります。

「かっとりコース」が意外と急傾斜だったので、地図上では緩そうに見える新道コースを降ってみます。
しかしこのコース、登り返しがあったりであまり良くなかったです。

山頂から20分で大芝山との分岐。
看板に従って、北小野登山口のほうに進みます。

こっちのコースは歩く人が少ないからか、落ち葉が道に堆積し地面の状態がわかりません。
スリップに注意しつつズリズリ慎重に進みます。

そんななかでもカラマツの黄葉にはウットリ。

南沢出合いからは登り返しです。
標高差は50mくらいですが、ちょっとショック。

山腹をトラバース気味に緩く登っていきます。
道幅は狭いですが、危険はないです。

かっとりコースと合流し、あとは往路を降りるのみです。
ここまで山頂から1時間。
普通に降りてたらもう駐車場ですね。

やはりメインルートの「かっとりコース」は歩きやすい。
次からは素直に往路下山がいいかな。

結局下山に80分かかって駐車場到着です。
時間は12時20分。
車は多いですが、何台か空きもあります。
人気の山ですが、2時間ほどで往復できるので回転はいいはず。

うちから30分で登りだせる、絶景の里山でした。
いずれ他の登山口からも登って、全コースコンプリートしたら面白そうです。
次は穂高がスッキリ晴れている日に登りたいですね♪


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