蝶ヶ岳(2677m)2020年11月21日(土)

山登り

3連休の初日は地元の蝶ヶ岳に登ってきました。
蝶ヶ岳は標高2677m、穂高連峰の展望台として人気の山です。

先週の西穂で高い山は終了の予定でしたが、ここ数日の好天と前日の雨で、雪が溶けたのを期待して登ってみました。
結果的に雪は溶けていたものの、明け方からの冷え込みで小雪がちらつく中での登山になりました。
標高を上げるにつれ地面も硬くなってきたので、念のため持参していた軽アイゼンが役にたちました。

稜線の風も冷たく準冬山的な様相、体を慣らすには絶好な状況でした。
お目当ての穂高連峰も間近で拝め、冬山前のラストを最高の形で飾ることが出来ました。

当日の模様を動画にしてみました。よろしければご覧ください♪

【ぬいぐるみと行く】蝶ヶ岳 初冬の穂高連峰を一望!槍穂の展望台、北アルプスの蝶ヶ岳に登ってきたよ~。

今回のルート 三股から往復日帰り

蝶ヶ岳
2020年11月21(土)
三股駐車場(5:20)~三股登山口(5:31)~ゴジラみたいな木(5:55)~まめうち平(6:48-)~蝶沢(7:22)~第2ベンチ(7:59)~最終ベンチ(8:30)~大滝山分岐(9:00)~蝶ヶ岳(9:14~10:26)~大滝山分岐(10:30)~蝶沢(11:25)~まめうち平(11:52~12:20)~三股登山口(13:20)~三股駐車場(13:32)
頂上までの標高差 約1400m
頂上まで4時間(往路)
頂上から駐車場まで3時間10分(復路)

駐車場情報 三股駐車場

三股駐車場まではすれ違い困難な林道です。
かなりの頻度で工事があるので、安曇野市のHPで最新情報を確認することをお勧めします。
今年(2020年)は11月30日から冬季通行止めとのことです。

【三股駐車場】
駐車台数80台。
ここが満車のときは1km下にも駐車場があります。
この日は11月の3連休初日でしたが、朝5時の時点で10台ほど。
下山時の13時半でも駐車率50%ほどでした。
ハイシーズンの混雑からは想像もできないほど空いていました。

13:30の駐車場

【トイレ】
駐車場にあります。
洋式水洗。
24時間利用可。
ここから林道を10分で登山口ですが、ここにもトイレあります。こちらは和式ボットンですが清潔でした。

ヘッドライトの明かりを頼りに出発

なにしろ3連休の初日ですから、駐車場が心配です。
朝4時に起きて5時に駐車場入りです。
気合が通じたのか、まだ10台ほどしか駐車していません。
夏だったらこの時間でもアウトだったりするので、この時期はいいですね。

それともコロナがまたぶり返しているので登山者減ったか?
理由は分かりませんが、蝶ヶ岳の1番の核心部、「駐車場問題」はひとまずクリアーです。

まだ真っ暗ですがヘッドライトの明かりを頼りに出発です。

林道を10分で登山口到着。
ここで登山届を出せます。
トイレもあるので一休みしてもいいかも。

真っ暗でなにも見えないので黙々と登ること30分、有名な「ゴジラみたいな木」まできました。
ヘッドライトに照らされて結構不気味・・・

6時10分頃からあたりが明るくなってきて、周りの様子が分かってきました。
さすがに紅葉は終わり冬枯れの森、霧が立ち込めています。

雪がちらつく天気、そのうち薄っすらと積もってきました

特に眺望もない樹林帯を黙々と1時間半、まめうち平に到着。
休憩におあつらえ向きのベンチ完備。

しばらくは平坦基調が続きます。

平坦区間が終了すると、あとはひたすら階段が連続する急登区間に突入。
一気に高度を上げていきます。


標高2000mくらいから小雪がちらついてきました。
そのうち薄っすらと積もってくるように・・・

蝶沢


蝶沢を渡る所も雪が薄っすら。
スリップに注意して通過します。

階段に雪が着いて滑りやすくなってきました。
とはいえアイゼンを装着すると歩きにくくなるので悩みどころです。
幸い、地面がそれほど凍ってないので慎重に登っていきます。

標高を上げてきて、少し天気が回復してきました。
樹々の間から青空がのぞくようになってきて、テンションがあがります。

歩き始めから2時間40分、第2ベンチ到着です。
まだまだ急登が続くので、ここらで一息いれます。
この後、第1ベンチ、最終ベンチと2つのベンチがありますので、適宜休憩を取りつつ登っていきます。

第2ベンチから20分ほど登って、最終ベンチです。

ここらへんから地面が凍結して硬くなってきたので、念のため軽アイゼンを装着します。

いつの間にか常念岳が見えるようになってきました。
どんどん雲があがっているので、これは期待できそうです。

大滝山との分岐点。
ここまでくればもう頂上に着いたようなもの。

凍てついたハイマツ帯をかきわけて・・・

初めは雲を被っていた穂高、最後に微笑んでくれました

9時15分、稜線に到着です。
稜線に飛び出たところで初めて拝める穂高連峰。
残念ながら雲を被っています。
ただ、天候は回復基調なので、しばらく待ってみることにします。

稜線に出てしまえばどこでも絶景を拝めるので、蝶ヶ岳の山頂なんてどうでもいいのですが、すぐそこなので寄ってみます。
それにしても風が強くて寒い。
カッパの下にダウンを着込んで天候待ちです。さむ~。

くまこの『晴れろ光線』が効いたのか(笑)

帰り際にようやく晴れてくれました。
やっぱり1級品ですね、ここの景色。
あ~泊っていきたいぞ!


これで思い残すことなくスキーシーズンに入れるってもんです。

下山は往路を慎重にたどります

せっかく晴れてきたのに体がすっかり冷えてしまい、後ろ髪引かれるおもいで下山にかかりました。
今日は遅めに登頂したほうが良かったようです。
ま、こんな日もあります。

朝の雪は止みましたが薄っすらと積もった雪は消えず、慎重に降りていきます。

途中、まめうち平でコーヒータイムをとった以外はひたすら降って・・

頂上から3時間10分、駐車場に戻ってきました。
3連休の初日にしては少ない駐車台数(駐車率50%ほど)。
そろそろ高山の季節も終了なのを実感します。

北アルプスの無雪期登山は今週末で最後かなあ。
来週からは本格的な冬山に突入する気配。
その最後の日に穂高の絶景を拝めて大満足な山行でした。


くまこ
くまこ

先週も最後って言ってなかったっけ?


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