【立山バックカントリー3日目】剱沢BC、剱岳を眺めながら至福のザラメ滑走     2023/5/27(土)

バックカントリースキー

立山ツアー最終日、ようやく晴れてくれました。
剱沢まで上がって、剱の雄姿を眺めながらザラメ斜面を滑走。
荒々しいアルペン的な景観の中で、自由自在にシュプールを描く幸せ・・・

【立山バックカントリー3日目】剱岳を眺めながら、至福のザラメ滑走

※立山ツアー初日、キャンプ場周辺を滑った動画はこちら
 2日目、小雨をついてキャンプ場周辺を滑った動画はこちら

〈GPSログ

雷鳥沢キャンプ場 5:00

2泊3日の立山ツアーも最終日。
厚い雲に覆われた立山に不安になるも、天気予報は晴れ。
そのうち晴れてくるのを期待して、剱岳を拝みに剱沢へ・・・

出発 5:30

5時半に出発。
称名川をスノーブリッジで渡って雷鳥沢に取り付きます。

朝が早いので雪面が凍結してると思いきや、ザクザクでアイゼンなしでも登れるくらい。
願わくば朝はカチカチで、気温が上がるにつれて表面が溶けてくると滑るには最高なんですが・・

朝食 6:30

1時間ほど登ったところで遅い朝食。
ようやく山にかかっていた雲が払われはじめ、天気の回復が実感できるように。

立山も晴れてきた。
あとは稜線に到着して、剣岳が見えているのかが気になるところ。

剣御前小屋 8:00

稜線からしばらくで剣御前小屋。
この左手が剱沢で、見えていれば剱岳がみえているはず・・どうだっ!

剱岳

剱、きた~~~~!!
岩と雪の殿堂と言われる剱岳、その名の通りのアルペン的な山容に痺れます。
かっこいいね~~。
雲がもくもくと湧いてきてますが、久しぶりに雄々しき山体の全容を拝むことが出来ました。
去年は雪はよかったけど、剱はイマイチだったから感動もひとしおです(去年の動画はこちら)。

さっそくお楽しみの滑降。
最初は雪が堅いと思っていたので恐る恐るでしたが、すぐに充分に緩んでいることが分かり、気持ちよく滑っていけました。
剱岳に向かって滑りこんでいくこの感覚、これはもう本邦随一のスキー体験と言ってもいいのではないだろうか?
今思い出しても、こんな非日常的なシチュエーションで滑ってたんだなあと・・・

剱沢小屋上の斜面で遊ぶ

8時の段階で雪は既に充分に緩んでましたが、ストップ雪とまではいかず、快適に滑れました。
いつものようにステップ板で滑って登って滑って登って・・・剱沢小屋の上の斜面がフラットで最高でした。
願わくばもう1時間早く、7時頃に滑り出せれば最高だったかな。
10時頃には雪の緩みが酷くなってきたので、楽しかったのは2時間ほどになってしまった・・・
7時からなら3時間は楽しめたな。

剣御前小屋に登り返し 10:15

朝から気温が高かったので、期待したフィルムクラストではなく、緩んだザラメ雪だったけど、剱岳を眺めながらの至福のひと時でした。
10時過ぎには緩み過ぎて滑りにくくなってきたので、剱沢を登り返して帰ります。
シールを貼るか迷ったけど、面倒だったのでウロコのままで・・・これでも充分に小屋まで登っていけました。

雷鳥沢の最上部 11:00

剣御前小屋まで30分ほどで登り返し、小屋からは夏道をちょっと下って雷鳥沢の最上部へ。

雷鳥沢の上部はいつも難しい。
特に大斜面に出る前の出だしが核心でして・・・
細いうえに急傾斜、今回は雪が緩んでたので、なんとかスキーで下りていけましたが、これで雪が堅かったらアイゼン歩行になるところでした。

大斜面に出ても上のほうは急なので、ターンはせずに広大な斜面を思いっきり斜滑降で高度を下げていきます。
まあ、剱沢が素晴らしかったので、ここが消化試合気味になっても何の問題もないです。

雷鳥沢キャンプ場 11:40

そんな感じでキックターンと斜滑降で雷鳥沢をやり過ごし、キャンプ場に到着。
いや~、終わってしまったなあ・・・・

室堂へ・・ 12:30

しかしまあ、なんでこうも室堂への登り返しって足が重いんだろう・・・
いつまで経っても室堂が近くならない・・「足取り重い」って正にこのことを言うんだな。
立山が終わってしまう、もっと遊んでいたい・・そんな後ろ髪を引かれまくりの想いが、足を重くするんだろうな・・・

3日目でようやく気持ちよく晴れてくれた今回の立山ツアー。
剱岳の雄姿を眺めながらの至福なザラメ滑走を満喫♪
最後の最後で素晴らしい日が回ってきましたが、1日目、2日目もいい雪を滑れてそれなりに楽しかった。
やっぱりこの時期の立山は個人的にはベストシーズン、毎年でも来たいくらいです。
(それにしてもチケットが安くなることはもうないのだろうか・・・困ったことです)




コメント

タイトルとURLをコピーしました