平日の雲一つない晴天に憧れの焼山北面へ。
フラットな斜面と最高のザラメ雪、下山すれば温泉♪の「THE DAY]な1日。
【焼山北面台地(最高到達点1550m)】
2022年4月20日(水)
笹倉温泉(5:10)~アマナ平(7:45)~焼山北面台地末端(9:00)~台地上の1450m地点(9:50-11:00)~笹倉温泉(12:50)
標高差約1000m
1450m地点まで4時間40分(往路)
1450m地点から駐車場まで1時間50分(復路)
駐車場(笹倉温泉の第2駐車場)
平日はガラガラ。
入浴料は850円(この日は平日だったので750円)、ちょっと高い駐車料と思えばいいかな、いい湯でした♪
4月も下旬というのに笹倉温泉では桜が咲いてました。
松本はとっくに終わってるのにこっちの方が寒いのか・・・ちょっと得した気分。
15分ほどアスファルトを登って橋を渡ると除雪はここまで。
以降、雪は途切れることなく行動できました。
ただ、序盤の林道でスキー板分の幅しか残ってないところがあって、そこはもう切れてますね。
いちおうキャンプ場までは車でこれるみたいだけど、温泉に置いたほうが下山後すぐに入浴できるので歩いちゃいます。
スキーを履いて林道をテクテク。
足元の雪は少し沈んだりカチコチだったり・・・
笹倉温泉の向こうに朝日を浴びた山並みが姿を現し、俄然やる気がわいてきます。
林道がつづら折れになってきてその上部でアイゼンに換装。
雪がカチコチで結構な急斜面をトラバースするので滑落注意。
そんな緊張する林道トラバースを超えたところでちょっと一息。
焼山を盟主とする山々に朝日が当たってキレイ。
いつまでも見てられますが先は長いので適当なところで出発。
こちらに来るのは初めて、当初はアマナ平までは林道を忠実に辿るものと思ってましたが、その林道がどこを通ってるのかよく分かりません。
雪が多すぎるからなのか地形に紛れてしまって適当にあたりをつけて歩く感じ。
地形も複雑でガスったら怖いな。
2時間半でアマナ平に着きました。
ここもいい所、初めて大休止をとります。
朝飯を食べながら台地にどこから取り付くかじっくり観察。
まだまだ残雪は十分、どこから取り付いても藪漕ぎは無さそうです。
結局特に何も考えず左手の末端らしきところから取り付きました。
台地へはそれなりの急斜面で北面ゆえにまだ雪はカチコチ・・・再びアイゼンに換装します。
さっきの林道でビビってるので安全第一で。
実に4時間かけて漸く台地の末端に乗り上げました♪
長かった~。
この日本離れした圧倒的なスケール!!
北アルプスに勝るとも劣らず、ていうか「勝ってるでしょ」。
ついに北面台地に足を踏み入れることが出来てしばしの感動に浸ります。
さて、その北面台地ですが末端付近ではまだまだスキーを楽しむには傾斜が足りない。
とにかく滑れるだけの斜度があるところまで登るのですが、その圧倒的なスケールゆえの広大さ。
行けども行けども焼山が大きくなってきませんよ。
もとより今日は台地を登って滑れれば満足、山頂までは視野に入れてませんが、目印にしている木までもなかなかたどり着かない。
末端から250m登ったダケカンバで登高終了。
さ~て、後は滑りを楽しむのみ!!
鉾ヶ岳に向かってシャ~とね。
うっひゃ~今季最高の雪質、スキー場の初級者斜面といった傾斜でしかも誰もいないとなれば自由にカッ飛びます。
まあ、客観的に見れば全然カッ飛んでないんだけど・・・あくまでも気持ち。
火打山バックに・・カッコイイじゃないの~。
あちらも一度滑ってみたいもの。
こちらからだとゴツゴツしてて、たおやかな南面の山容が想像できませんが・・
もちろん真打は焼山さま。
もうね、これ書いてる今も果たしてこれが現実だったのか不思議・・・それくらいの非日常感。
焼山北面、最高!夢のような時間を過ごせました。
結局この日は4本ほど滑って登って・・・
1時間ほど楽しんで下山しました。
いつもよりはお楽しみの時間が少ない感じ、やっぱり初めてのお山ということもあり下山が心に引っかかってあまり長居できなかった。
11時に下り始めて12時30分には下山完了していたのでスキーの機動力恐るべし。
雪も終始よく走ってくれてストップ雪は皆無、懸案の林道も程よく緩んでてくれて楽勝でした。
雪の状態でこうも変わるのかって。
温泉もさすが平日、貸し切りでした。
湯船に浸かりながら、楽しかった山の余韻を噛みしめる至福のひと時♪
今年1番の雪と展望と斜面、そして温泉も・・山スキーの醍醐味を存分に味わえた1日でした。
コメント