さすがに夏も本気モードの今日この頃。
世間は3連休やら、早い人はお盆休みにも入ってるということで、高い山は混雑が心配。
コロナもえらいことになってるのに、みんなどこ吹く風って感じだもんなあ。
こうなりゃ暑さを避けれて、尚且つ人出も少ないということで、地元の美ヶ原に避暑がてらのお手軽ハイキング。
美ヶ原というと、この時期、涼を求める人々で激混みですが、それは有名な美術館がある上田側のこと。
松本からアクセスする武石峠側は比較的空いてたりします。
結構穴場的で、静かな山を求める向きにはお勧めです。
美ヶ原の穴場?松本側からアクセス
美ヶ原へのメインアクセスは、高原美術館に通じるビーナスライン。
上田からも茅野からも来れるので至極便利、且つ、大きな道の駅もあるし、もちろん美術館もあります、よく分かる話です。
当然人も多くて、トイレとか売店とか、時節柄かなりのリスクを覚悟しないといけません。
その点、松本側からアクセスする自然保護センターは、美術館側に比べると格段に人も車も少ない。
しかし松本市民にとっては(私は隣村の住民ですが)、こちらからアクセスする方が断然楽だったりします。
ちなみに松本駅から直通のバスも運行しています(片道1000円、1日2本)。
ただ、松本側のアクセスについては重大な注意点があります。
それは、自然保護センターから先は車両通行止め、美術館へは車で通り抜け出来ないということです。
やっぱりビーナスラインに抜けれないというのはネックですよね、それで人気がないんでしょう。
とはいえ、松本市街から美術館に行く方法もあり、扉峠に上がる道を選択すればOKです。
反対に、美鈴湖という湖を経由するルートを取ると、強制的に武石峠に連れていかれ、自然保護センターで行き止まりになるので、この点は充分注意してください。
(【注意】本来は武石峠から上田方面に降りれます・・・が2021年現在通行止めです。)
実は王ヶ頭(美ヶ原の最高峰)へは松本側のほうが断然近い
今回は自然保護センターから王ヶ頭、王ヶ鼻と、時計回りに回ってきました。
王ヶ頭(2034m)は美ヶ原の最高峰、コースタイム30分のお手軽ハイキング。
実は、美術館からだと、王ヶ頭までは1時間のコースタイム。
松本側からだと30分ですから、こちらの方が断然近い!
王ヶ頭を登るだけなら松本側の圧勝、もっと栄えてもいいのになあ・・
美しの塔や、牧場の高原風景も、少し足を延ばせば楽しめますしね。
というわけで自然保護センターの駐車場に10時50分到着。
やはり3連休の初日ですが駐車場は空き空き。
ここにはトイレ、食堂もあり。
外に出ると思惑どおりの涼しさ、ちょうど下界の暑さが酷くなる時間帯で、グッドタイミング。
ガスで視界が悪いですが、それも折り込みずみの納涼ハイキングです。
王ヶ頭までは良く踏まれて歩きやすい、ちゃんとした登山道。
電波塔が林立する王ヶ頭へ、ガスも相まって、なかなかにシュールな眺め。
30分で王ヶ頭に到着。
お手軽ハイキングで2000mの頂上ゲット、くまこも余裕の表情?
涼しいっていいね!
お次は王ヶ鼻へ。
しかし山頂なんだよなここ、来るたびに不思議な感覚に襲われます。
花もかなり咲いていました。
ヒメシャジンに・・
大文字草も。
あと登山道のわきにも色々と、名前が分からないのが残念ですが、美ヶ原にも結構咲いてるもんです。
王ヶ鼻に到着。
本来ならこの向こうで松本平を一望、更に彼方の北アルプスの絶景が展開するのですが、今日はガスで無理。
まあ、ここまで涼しく歩けたのでヨシとしましょう。
それでも、そこそこダイナミックな景観を楽しめて・・・
日本離れした景観を正面に、至福のコーヒータイム。
穏やかな風が心地よく、なんとも穏やかな山頂のひと時でした。
今日は終日高曇りで、心配した強烈な日射しもなく、2000mの高原ならではの涼しさを満喫しました。
その分、絶景は拝めずじまいでしたが・・・
天気が良ければ毎日のように仰ぎ見ている美ヶ原、松本市内からでもその林立する鉄塔が肉眼でも確認できます。
まさに裏山といった風情ですが、こんなに手軽に高原ハイクが出来るというのも、松本の魅力です。
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